ちょっとはにかみながらも笑顔で話してくれた籠島拓也君。
はきはきした応対が印象的な勇野円香さん。
日本で違う学校に通う二人は、大学生協の語学研修に参加。
研修日・学校は違うが、同じロンドンで語学留学。
二人は誰も知らない異国で、何を考え、何を感じたのか。
今しかできない体験、今だから話せるエピソードをお聞きしました。
初めての海外留学、しかもたった一人、異国での生活。
その決断とは?
籠島さん(以下・籠島) 海外旅行は家族と台湾に行ったことぐらいしかありません。だから1ヶ月という長期で海外に、しかも一人で行くのは初めての経験です。ただ、姉が大学の時にカナダに留学して「良かったわよ」と聞き、決心しました。
勇野さん(以下・勇野) 私は今まで海外旅行はアジア圏しか行ったことがなく、英語圏での海外旅行は初めてです。語学留学は、英語が好きとかではなく、今の時代は英語が話せて当たり前。仲のいい友達は、英語ペラペラですし、普段でもいきなり英語で話しかけてきたりして、私としては“もう、やめて!”みたいな(笑)。
籠島 僕も、英語は全くダメです(笑)。特に将来を考えての語学留学とかではなく、とにかく英会話に慣れることが必要だと思ったのです。ただ日本での説明会では「英語が得意でもないし、TOEICの点数上げてからでないとダメかな」と正直迷っていました。そんな時に大学生協の方に「“英語ができる、できない”より、帰って来たとき、向こうで“楽しかった”と思えれば、最初の留学はOKです」と背中を押され、「じゃあ、行こう!」と決心がつきました。
勇野 私も大学1年のうちに、1回ぐらい短期でも英語圏に行きたいと思っていたのですが、なかなか決められずにいました。それが1月に入って、いきなりお父さんが「行ってもいいよ」と言ってくれて、急遽決めました。
籠島 留学先をイギリスに決めたのは、海外でサッカーを観たいと思っていたからです。それでどうせ行くなら、サッカー発祥の地がいいと、イギリスにしました。
勇野 私は英語圏であればどこでもいいので、アメリカでもいいかな、と思っていたのです。だってイギリスは、結構高いじゃないですか……。でもお父さんが「イギリスがいいよ」って。お父さん自身も大学時代に行ったのがイギリスだったらしく、それでイギリスに決めました。
二人が選んだ学校は、ロンドン。
籠島さんは「LSI ロンドン ハムステッド校」であり、勇野さんは「セントラル スクール オブ イングリッシュ」。
籠島 僕がこの学校を選んだのは、まずロンドンに行きたかった!それと授業数をなるべく多く取りたかった!あとは2月に出発だったのですが、この時期では一番リーズナブルだったからです。
勇野 私も学費が気になっていたのですが、“学費より立地が大事”とお父さんに言われ、ここはゾーン1で、学校の向かいにはドミニオンシアターはじめ、有名な大英博物館からも5分ぐらいのところにあったし、どこへも徒歩圏内で行けるので、学校が終わった後も遊べるし、観光しやすいという便利さで選びました。
滞在期間はお互い、少しずれていて、籠島さんは2014年2月9日〜3月10日。勇野さんは2014年3月2日〜3月29日だった。
籠島 僕は2月9日、出発でした。覚えていますか?この日は前日からの雪で、都心でも20年振り・20センチの積雪。電車が止まっちゃって、成田空港に行けなく、もちろん飛行機も飛べない状態です。もう、どうすればいいか分からず、大学生協の【あんしんサポート24】に電話しました。すると、ホームステイ先、学校に連絡してくれて、「明日出発してください」と対応。あの時は、大学生協を利用して本当に良かったと思いましたね。
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