放課後も積極的に外国の留学生たちと過ごすようにしました。夜は先に入学していたブラジル人の学生が行きつけにしているクラブにも出かけました。（もちろん海外でも、未成年の場合は、お酒は飲めませんよ。念のため！）
そういった中でお酒に酔ってバスの中で寝過ごしてしまい、目が覚めると全然知らない街を走っていたことがあります。正直あせりました。
運転手さんにどうすればステイ先のバス停まで帰ることができるかを必死で聞きました。すると遠回りになるが自分が運転して送っていってくれると言うのです。うれしかったですね。その途中でいろいろなことを話しました。彼は運転手として働きながら、ストリートミュージシャンとして活動していることもわかり心を打たれました。
こういった日常生活と授業の相乗効果でどんどんスピーキングが自分のものになっていった気がします。
この語学研修で得られた成果はまちがいなく語学力が上達したことです。いつの間にか自然に英語を話せている私を見て、後に入学してきた日本人の学生の中には、私のことを日本人だと思っていなかった人もいたそうです。
４週間の語学研修が終わりに近づいてきた頃、プレゼンテーションの試験がありました。新聞について書かれている内容を１０分間で自分の言葉で話すのです。実は、入学当初にも同じスタイルのプレゼンテーションがあったのですが、ほとんど話せませんでした。ところがこのときはもう止まらないほど話ができて、先生は「うるさいくらい話せるようになったね」と笑っていました。
もう１つの成果はいろんなことに積極的になれたこと。海外の友人たちと過ごす中で、遊びも勉強もどんどん自分から関わっていく習慣がついたと思います。
そして３つめの成果はたくさんの友だちができたこと。語学研修で出会った仲間とは、今でも交流が続いています。
マンネリを感じていた学生生活。この語学研修で新鮮な体験ができました。この語学研修で得たものを活かし残りの学生生活を有意義に過ごしていきたいと思います。今、参加しようか迷っている人。思い切って飛び込んでみてください。得られるものはたくさんありますよ。
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