彼女の語学研修へ行く目的は、はっきりしていた。

よく海外に行くと“視野が広がる”って言うじゃないですか。「なんだ、それって？」ぼやけすぎていて、意味がよくわからない！と思っていました。だから、その答えを探すためと、もう一つは英語を上達させたいと考え、語学研修を決めました。もともと英語が好きで中学の時は英語部、高校時代も英語に力を入れていたので、どこかのタイミングでアウトプットする機会が欲しいとは思っていたのです。

慎重な性格なのだろう、言葉の問題はTOEICを受けて、充分な自信をつけた。あとは、一人で行く不安を払拭するための準備も怠らなかった。

家族とも、友達とも行ったことのない海外に一人で行くわけですから、もう不安しかないです。バイトをしてお金を貯めて、3年生になる春に行こうと決めました。それからは留学説明会に参加。着々と留学への準備を行い、11、12月頃には全て決まっていました。

語学研修は大学のプログラムにもある。その中で、彼女が選んだのが大学生協の英語研修だった。

　もちろん、大学の研修プログラムもあります。そこで担当者の方からもいろいろ聞きました。すると、『6名から10、20名と集団で動きますので、初めての海外でも安心ですよ』と言われました。もちろん、初めての海外なので不安です。でも、集団で動くラクさを知ってしまうと「英語を上達させたい」という私の当初の目的が達せない。一人で行くことがこだわりだったので、生協さんのプログラムを選びました。そうは言ってもまだまだ不安だったので、それからは大学生協の担当者（中川さん）へカウンター越しに相談。疑問点を一つ一つ聞きに行きました。中川さんからもらった生協の語学留学のパンフレットはすごく熟読しましたね。マーカーを引いて、分からないところをすぐ質問に。中川さんからは「こんなに読んだの？」と言われるくらい、パンフレットはボロボロになってました（笑）。実際に語学研修を経験した方が持っていった方が良いものや不要なものなども書かれていたので、それがすごく参考になりました。私が一人で初めての語学研修に行けたのは、パンフレット初め、生協さんが情報を沢山くださったからだと思います。このパンフレットの情報は本当に必要でしたね。まさにキャッチコピー通りに“この一冊でOK”でした（笑）。