こうして、大竹さんの初めての海外、語学研修が始まった。彼女が選んだ研修先は、トロントのLSI校、3週間のコース。クラス分けは事前のWebテストで決まっていた。
1回のテストでクラスが決まるので、自分に合うクラスなのかが心配でした。自分の中で英語上達への目的意識を持って勉強していたので、それを見てくれていた先生が「キミ、上のクラス行けるよ」とクラスを上げてくれました。有難かったです。そこは、日本人は私1人、あとはブラジル人、トルコ人の8名のクラスでした。平日は9時から15時までみっちりです。授業内容ですか?最初はテキストに沿って文法です。例えば午前中にmigthとcanのニュアンスの違いなどを習い、午後にはそれ単語を使っての応用編。推理ゲームをしてこれらの単語をうまく使ってみましょう、と理論と実践の2つを学びました。実は今回の語学研修に当たり、私は目標を立てていました。1週目は「間接疑問文の語順」です。私はペーパーテストの時は、まず間違えることはないのですが、いざspeakingとなると、頭では分かっているのですが「I don’t know where the teacher is 」を「I don’t know where is the teacher」のように、間違ってしまうことが多々ありました。それが嫌で、間違えた語順で話してしまった日には帰りのバスの中で、小声で何度も反復するのです。それを1週間続けたことで、2週目以降はそのようなミスはなくなり、2週目は「時制を正しく使って話す」、3週目は「クリアな発音で話す」を目標にしました。もちろん、すぐ入ってくるものもあれば、なかなか克服できないものもあります。そんな時はMEMOしたり、時間を掛けて反復するなど、入ってくるまで諦めずに自分に叩き込んでいました。そうすることで、英語をどんどん上達させることができたと思っています。
英語で話す、通じるだけでもいい! と考える人も多いなか、彼女がクリアな英語にこだわったワケとは?
高校時代、先生からある時に「英語は、確かに文法などがメチャクチャでも通じるけど、君はそれで満足できるのか?」と言われたことがありました。その時から「なるべくネイティブに近い形で英語を話せるようになりたい」と思い、それが私の目標になっていったのです。
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