ステイ先は閑静な住宅地でした。ホストマザーは30歳前後の女性でバリバリと働くキャリアウーマンといった感じでしょうか。聞けばTVのディレクター関係の仕事をしていると言っていました。ステイ先はルームシェアをしていてレコード会社の男性、教師をしているという女性、そしてその友だちのドイツ人、さらに中国人の留学生に加え、ホストマザーがドッグヘルパーを副業にしているため、犬もいてとてもにぎやかです。
ただ残念だったのは僕が英語がまだあまり話せず、その輪の中に入っていけないことでした。また家の中でのルールについても説明してくれましたが、やはり英語なので理解できず、初日はかなりふさぎこんで自分の殻に閉じこもった状態でした。そんな僕を気遣ってくれたのがホストマザーでした。僕をドライブに誘い、親戚の子供たちやおじさんと一緒にお昼ご飯を食べました。そのおじさんはとてもジョークが好きな人でしきりに何か面白いことを言っているようです。ほとんど理解できませんでしたが一緒に笑っている中で緊張は少しずつほぐれていきました。 |