カオハガン島は、フィリピン共和国の、セブ島とボホール島との間にある、面積は東京ドームと同じくらいの、珊瑚礁の海に囲まれた小さな島です。澄み切った、大きな自然に包まれて、約650人の島民たちが、幸せいっぱいに暮らしています。
その暮らしは、昔、世界中にばらばらに暮らしていた人たち全てが持っていた、「自然と共にある暮らしの文化」そのままなのです。今、私たちは「経済成長最優先」の社会、文化に取り囲まれて暮らしています。しかし、その行き過ぎを感じ、新しい生き方を模索し始めているのではないでしょうか。
これから私たち人間は、「自然との関係」をどう保っていくべきなのか。そして、世界、他の文化との交流を。カオハガン島は、そんなことが、楽しみながら、学べる、貴重な場所なのです。ほんとうの「幸せ」とは、「豊かさ」とは何か。皆で、島民たちも一緒になって、学びあう、1週間の「スタディ・ツアー」です。

2014年春参加 北海学園大学2年生 吉田 結衣さん

 何か目標があったり自分のやりたいことがあったりする人がうらやましくて、反対に何もない自分が嫌いでそればかり考えていて、そんな時にこのカオハガン島のスタディツアーを知りました。内容とカオハガン島に興味がわき、自分を変えるきっかけになればと思い参加をしました。

 ここでの1週間は、時間がゆっくり流れているにもかかわらず、1日が過ぎるのが早くて、その中にはたくさんの出逢いと経験がありました。島民たちはみんな笑顔で優しく接してくれるので、すごく温かい気持ちになれて、自然とこちらまで笑顔になっているのに気付きました。この島の人々は自然の偉大さをちゃんと知っていて、それに感謝をしている。本来なら自然から何もかももらって生かされている私たち人間にとって、あたりまえのことなのに、今の社会では感謝するどころか支配しようとしている。自然、また食べものに感謝する気持ちを改めてカオハガンの人たちに教えてもらった気がします。

 このような話をメンバーとシェアして話すことによって、違う考え方が聞けたり、新たな発見があったり、自分の気持ちや考えに改めて気付いたり。普段なかなかそんなことを考える機会がないので、じっくりと考えられること自体が幸せだなと思いました。こんな風に自分と向き合いゆっくり考えることができたのは、この美しい自然の中にいたからこそだと私は思っています。心を裸にしてくれ、本当に大切なことって何なのか考えさせられる。カオハガンはそんな場所だと思っています。そして、このカオハガン島が教えてくれたのは今を精一杯生きるということ。ここでの毎日は心から楽しくて、先のことを考えるのを忘れて、夢中でその瞬間を楽しんでいた気がします。それは多分これからの自分に大切なことだと気付きました。きっとまたここに来てしまうと思います。

 最後にこの1週間を過ごしたメンバーとすーさん、崎山さん、香織さん、関根さん、ホストファミリーのみんな、マティア、大好きなイーマン、そしてカオハガンのみんなにありがとうの気持ちを込めて。SALAMAT!

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