「今の時代を生きる若者に戦争責任はない。ただし、将来これを繰り返さないための責任はある」これはアウシュヴィッツの元収容者で、戦後アウシュヴィッツ博物館 館長を務められたスモーレン氏の言葉です。
 本ツアーでは、アウシュヴィッツ強制収容所博物館やビルケナウ収容所跡を実際に訪問し、その後周辺国に移動します。現在同じEUとして歩んでいるポーランド・チェコ・ドイツ・フィンランドが戦後をどう乗り越え現代に生かしているのかを数々の世界遺産を巡りながら考えていきます。

私史上最も充実していた11日間

2013年8月参加 兵庫県立大学 2年 寺田佳永さん

 私にとってヨーロッパピーススタディーツアーはかけがえのない仲間に出会えた、人生で最高の経験でした。11日間毎日が新しい発見の連続でとても充実していて、これほど濃い日々を送ったことはありません。私はアウシュビッツに訪れたい!という単純な思いからこのツアーに申し込んだのですが、ホロコーストに関連する本やDVDを見るにつれ、「こんな私が本当に行ってもいいのか?」と現地に行くのが怖くなっている自分がいました。しかし実際に訪れて本当に良かったと思います。なぜならアウシュビッツで現地ガイドの中谷さんがおっしゃられた「歴史を継承するのは、世界の人々が共生するためである。」という言葉が私の心の中に重く響いたからです。これから社会を担っていく私たち大学生が訪れ、過去の過ちを学ぶことに意味があり、私たちはこれから何ができるのかを考えるためにアウシュビッツは存在しているのだと感じました。私は日本に帰国してからもこのツアーで学んだことを自分なりに考え続け、そして周りの人に少しでも伝えていきたいです。

お申込みは各生協店舗窓口、またはトラベルサポートセンターにて承ります。
在籍される大学に生協店舗がない場合は、インターカレッジコープでのご加入・お申込みが可能です。
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※ 大学生協の旅行商品は、全国大学生活協同組合連合会に加盟の大学生協組合員 及びそのご家族様がご利用いただけます。