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04冬ユーレイルモニター
大阪外国語大学 外国語学部 A.Nさん
 ヨーロッパは鉄道で移動が簡単にできるので、さまざまな国を比較的短い期間で見て周ることができ、ユーレイルパスが非常に役に立ちました。予定になかった場所にも、列車でふと立ち寄ることができたのはユーレイルパスがあったおかげでした。ヨーロッパのいろいろな場所を見て周りたいという方には、ぜひユーレイルパスを利用した鉄道旅行をお勧めします。


A.Nさんの行程
飛行機 鉄道 フェリー  列車
9/1    関空発<飛行機>
シリアライン船内

フロム鉄道

世界遺産 ルゲン
ブリッゲン地区

リーセフィヨルド

アウシュビッツ
強制収容所
9/2    ヘルシンキ空港着<飛行機>
9/3 夜  ヘルシンキ発<船 シリアライン>
9/4 朝  ストックホルム着
9/5 終日 ストックホルム滞在
9/6    ストックホルム→オスロ<列車 IC>
9/7    オスロ→ミュルダール<列車 IC>
   ミュルダール→フロム<列車 フロム鉄道>
   フロム→ベルゲン<フェリー>
9/8 終日 ベルゲン滞在
9/9    ベルゲン→スタヴァンゲル<フェリー>
9/10 夜  スタヴァンゲル発<列車 Lynx>
9/11 朝  オスロ着
   オスロ→コペンハーゲン<列車 IC>
9/12 終日 コペンハーゲン滞在
9/13    コペンハーゲン→ハンブルグ<列車 EC>
9/14    ハンブルグ→プラハ<列車 IC>
9/15 夜  プラハ発<列車 IC>
9/16 朝  ミュンヘン着
9/17    ミュンヘン→フュッセン<列車 EC>
9/18    日帰り旅行アウグスブルグ<列車 EC>
9/19    フュッセン→ミュンヘン<列車 EC>
   ミュンヘン→ザルツブルグ<列車 ICE>
9/20 終日 ザルツブルグ滞在
9/21    ザルツブルグ→ウィーン<列車 ES>
9/22 終日 ウィーン滞在
9/23 終日 ウィーン滞在
9/24    ウィーン→ブダペスト<列車 ES>
9/25 終日 ブダペスト滞在
9/26 夜  ブダペスト発<列車 IC>
9/27 朝  クラコフ着
   クラコフ→ワルシャワ<列車 EC>
9/28    ワルシャワ空港発<飛行機>
9/29    関空着<飛行機>
荳翫∈


9/1 昼、関空発。


9/2  昼、ヘルシンキ空港着。疲れ果てていたので市内からユースホステルへ直行した。ユースはヘルシンキオリンピックが開かれたスタジアム内にあり築40年でかなり古い。


9/3  朝、ユースをチェックアウトしてからバックパックを駅のコインロッカーに預け、市内観光に出かけた。今年のヘルシンキは雨が多いらしく、二日間とも雨だった。ヘルシンキ大聖堂の白さが眩しかったのが印象的だ った。夕方、市内の北東に位置する港からシリアラインに乗船する。ユーレイルパスのおかげで船室を無料で利用できた。シリアラインの大きさは例え様がない程巨大で豪華。日本人女性スタッフが夏の間だけ添乗員として滞在していたようだ。娯楽も充実しており、バンド演奏やダンス、カジノやショッピングモールなど長時間の乗船中退屈しないように様々な工夫がされている。


9/4  朝、ストックホルム着。さっそく予約してあったユースに向かった。週末を大都市で過ごす時は予約を入れておかないと宿がなかなか取れず、体力的にも精神的にも疲れてしまう。港町ストックホルムでは船のユースに泊まることにした。しかし船のユースは常に揺れていて、快適とは言えない。それにしても物価が高い。ストックホルムの町全体が観光地化していて普通に食事をしても軽く1500円はする。こんな時、貧乏な旅行者の強い味方はケバブ(ピタパンにサラダと焼いた肉を挟んだもの)だ。


9/5  終日、ストックホルム観光。ユースの対岸にある市庁舎に行った。内部を見る為にはツアーに参加しなければならない。ノーベル賞の晩餐会が行われるダイニングルームを始めとする様々な部屋を回った。庭が良く手入れされていて、すぐ側の川の水面が反射するのと併せてとても美しかった。中よりむしろ外の庭の方が私は好きだった。 ストックホルム
妖精 トロル


9/6  朝、ストックホルムを出て昼、オスロ着。到着後まず王宮に行く。その周りの公園は私がイメージする外国の公園そのものだった。広い緑の芝生で寝転び読書する人、サッカーをする子供、散歩する老夫婦などのんびりした感じが何とも素適だった。おもしろかったのが、王宮周辺にいる警察は馬に乗っていたこと。今現在も王宮の中では王族が生活しているので中は見学できない。その後、国立美術館に行く。オスロといえばムンク。ムンクの作品が多数あり、その他にもダリやピカソなど有名な画家の作品があった。


9/7  朝、オスロを出て昼にミュルダール着。北欧で最も標高の高い位置にある駅がミュルダールである。風が強くかなり寒かった。そこから登山列車フロム鉄道でフロムまで向かった。途中、美しく壮大な滝やかわいらしい小川などがあり、まるで絵本の世界のようだった。夕方、フロムからフェリーに乗ってフィヨルドを間近に見る。風が強過ぎて甲板には立っていられなかった。目の前の巨大な岩壁や山にノルウェーの大自然を感じた。夜、ベルゲン着。


9/8  終日ベルゲン観光。港町に来たからには新鮮なノルウェーサーモンをたくさん食べたかった。予想通り、新鮮なサーモンは絶品だった。魚市場でキャビアやイクラの試食もした。一年の3分の2が雨だというベルゲンだが、空は青く快晴。しかし気温は11月の中旬並の寒さ。夕食はユースで知り合った日本人のお姉さんと自炊をする。物価の高い北欧では外で食べるより自炊をした方がはるかに経済的なのだ。


9/9  朝、ベルゲンの町全体を見下ろせる山の上までケーブルカーで登る。あいにく霧で見えにくかったものの、ベルゲンの町周辺の美しいフィヨルドを眺めることができた。ベルゲンの家は山の急斜面に建っているものが多いが、どれもみなかわいらしい造りだった。昼、ベルゲンからフェリーでスタヴァンゲルへ移動。そこからさらにフェリーとバスを乗り継いで、リーセフィヨルドを訪れる基点となる町へ向かった。シーズンオフの為、バスの最終停留所からユースまで6キロ歩かなければならなかった。約8キロのバックパックを背負って大自然の中一人でひたすら歩いていると車が一台止まってくれ、ユースまで運良く乗せてもらえることができた。 リーセフィヨルド


9/10  朝、早起きをして、はりきってリーセフィヨルドを見に山登りスタート。約2時間の山歩きと聞いていたが、想像以上に急な坂道や岩を登った。ほぼロッククライミング…そして2時間歩き続けたところで目にしたのは、絶壁と真っ青な水面、遥か遠くまで曲線を描く美し過ぎるフィヨルド。ただただ感動。夕方、スタヴァンゲルまで戻り、そこからオスロ行きの夜行列車に乗った。北欧の夜行列車は物価のわりに安くとても綺麗で快適。ユーレイルパスのおかげで寝台料金(約2000円)だけで乗ることができた。


9/11  朝、オスロに7時33分に到着し、35分発のコペンハーゲン行きの列車に飛び乗った。空いていたが、車内で予約料金を払うように言われた。列車の種類によっては、席が確実に空いていても乗ってから予約料金を払わなければいけないことがある。夕方、コペンハーゲン着。ユースに向かう。デンマークは土地がそんなに余っているのか、と言いたくなるくらい敷地が広いユースだった。北欧のユースはシーツ代が別になっている所がほとんどで、シーツを持参して行った私は経費をだいぶ節約することができた。


9/12  終日、コペンハーゲン市内観光。コペンハーゲンの天気は変わりやすい。晴れていたと思えば急に雨が降り出し、嵐になる。町は変わった建築様式をした建物が多く、とてもおもしろかった。知り合った日本人も建築専攻の大学生・大学院生が多かった。


9/13  昼、プラハまでの直通列車がないため、まずハンブルグに向かった。北欧と比べてドイツは物価がかなり安い。ビールも500ml一本80円くらい。しかしドイツのユースは北欧と違ってキッチンが完備されていない所が多く、自炊派の私は困った。


9/14   プラハに到着。これまでの国とは全く町の雰囲気が違うことに、駅についた瞬間に気付いた。落書きが多く、どことなく暗い感じがする。しかし物価は安く、建物は美しい。北欧と同じくらいの料金でかなり設備の整った綺麗なホテル並のユースに泊まることができた。


9/15  終日、プラハ市内観光。くさり橋やプラハ城などプラハ市内の名所を回った。それにしても観光客が多く、年齢層がかなり高かった。夜行でミュンヘンへ向かった。


9/16  朝、ミュンヘン着。歩行者天国になっている市庁前あたりを歩いた。真昼間からドイツ人はビールを飲んでいた。日本では考えられない光景だった。あの人たちは働いていないのだろうか…夜には、ヒトラーが演説をしたことでも有名なホーフブロイハウスで食事をした。にぎやかなビアホールの雰囲気が楽しかった。


9/17  昼、オクトーバーフェストの為、ミュンヘンで宿が取れず、フュッセンに移動した。シンデレラ城のモデルになったノインシュヴァンシュタイン城はまさに幻想の世界だった。小さな町なのに日本人観光客がとても多かった。 フュッセン ノイシュバンシュタイン城


9/18 朝、思いつきで日帰りアウグスブルグ観光に出かけた。アウグスブルグはフュッセンから約2時間で行くことができる町だ。ドイツの町並みはどこも似ているように見えるが、どこもかわいらしい。


9/19 昼、フュッセンを出発して、一度ミュンヘンに出てからザルツブルグに向かった。ザルツブルグは映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台というだけあり、町全体が映画のシーンのようだった。町を見下ろしているホーエンザルツブルグ城の迫力に圧倒された。


9/20 朝、ユースから出ているアイスケイブ(氷の洞窟)ツアーに参加した。といっても私とガイドのおじさん一人…途中に見た山や牧場が印象的だった。「サウンド・オブ・ミュージック」の「ドレミの歌」の丘も近くで見る。帰ってきてからオーストリアはお菓子で有名であることを思い出し、カフェに行ってケーキを食べた。ザッハトルテが有名らしい。


9/21 朝、ザルツブルグからウィーンに移動した。ウィーンは、本当にゴージャス!!!の一言。馬車が町中を走っていたり、バロック様式(?)の豪華な美術館やオペラ劇場などが至るところにあった。ただお金のない学生にとっては、少し辛い場所かも…


9/22 終日、ウィーン市内観光。朝から世界遺産のシェーンブルン宮殿に行った。建物もさることながら、庭の巨大さに驚いた。東京ドーム13個分(もっと?)とか聞いたような…庭の手入れが行き届き、花が華麗に咲き本当に綺麗だった。


9/23 終日、ウィーン市内観光。あいにくの雨。偶然に大阪外大生とユースが一緒で友達になり、一日カフェに行ってケーキを食べたりぼーっとして過ごした。学生ゆえお金がないのでオペラやコンサートに行けないのは残念だが、逆にお金のない時にしかこんな過ごし方はできないと思えた。


9/24  朝、ウィーンからブダペストへ向かった。ブダペストとプラハは、どことなく暗いところが似ていた。しかしブダペストの建物も圧巻。ドナウ川岸にそびえたつ国会議事堂や、その対岸の丘の上にある漁夫の砦や王宮などどれも素晴らしかった。ブダペストは温泉の町として有名である。昼、それらの温泉の一つ、セーチェニ温泉に行った。水着を着て入る温水プールと裸で入る本当の温泉があり、私は温水プールに入ったが十分温まった。 ブダペスト国会議事堂


9/25  終日、ブダペスト市内観光。ハンガリーは親日家が多いと聞いていたが、駅で困っていたらハンガリー人の学生に「ダイジョウブデスカ?」と話しかけられ驚いた。レストランでハンガリーの代表的な料理のコースを食べたが、思っていたよりこってりしていた。パプリカを使った料理が多いようだ。


9/26  終日、ブダペスト市内観光。ユースのすぐ近くにあるシナゴーグに行った。イスラム文化の影響が感じられるようなきれいなタイル張りのような建物だった。ユースでアジアを旅してチェコまで飛行機で来たという日本人男性と知り合った。その人の話を聞いてまだまだ私は旅をしていろんな所を見ないと!!という気持ちがより一層強くなった。夜行でポーランドのクラコフに向かった。途中、スロバキアを通過する為にパスポートコントロールが一夜のうちに2回もあった。ポーランドの治安はかなり悪いと旅で知り合う人々に言われ、緊張していた。


9/27 朝、クラコフ着。そのままバスに乗り継ぎ、アウシュビッツに行った。アウシュビッツ強制収容所は現在世界遺産に登録されており、建物の内部には収容された人たちの遺品などが多く展示されていた。その場所で罪のない多くの人の命が虫けらのように奪われたという証拠を実際目の前にしてみると、大変恐ろしくなった。と同時に決して繰返してはならないと強く感じた。夕方、ワルシャワに移動。予想に反し、私が出会ったポーランド人は親切に道を教えてくれたり席をゆずってくれたり、いい人ばかりだった。今回はゆっくりポーランドという国を見ることができなかったが、人の良さと物価の安さ、いなかののんびりした田園風景に惹かれ、ぜひもう一度訪れたいと思った。夜、ユースで一人この一ヶ月の旅を振り返った。一人旅というのは寂しいこともあるけど、その分自分一人で何でも行い、そのあとの達成感は本当に素晴らしい。今後も機会があれば、責任と自由という言葉を念頭に、一人旅を続けて行きたいと感じた。


9/28 朝、ワルシャワ発


9/29 昼、関空着
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