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写真1   02年 慶應大学 本田さん
本田亜紀さんに学ぶ個人旅行術 2001夏のユーレイルパスモニターの中から今回は慶應大学生協日吉店でお申し込みの本田亜希さんのレポートとインタビューをご紹介いたします。 大学院時代アメリカで学ばれた経験を持つ本田さん。ハイレベルな英語コミュニケーション能力に裏打ちされた上級編の個人旅行ですが、ルーティングや事前の心構えなど海外旅行初心者の方にも参考になる点がたくさんあります。皆さんもぜひ今年の夏は鉄道を使った長期休暇を計画してみてはいかがでしょうか?(初心者・中級者の方にはトラブル時のケアが可能なように日本で予約、手配をすることをお勧めしております。)
多い大通りを歩くことをお勧めします。

Q モニター応募時ルートはどのようにして決めましたか?
A スイスの山と前回の旅行でいきそびれたベニスを中心に組み立てました。

Q .ルート作成で苦労した点は何でしょうか?
A 往復の航空券が希望どおりにとれなかったことです。もっと早く手配したら良かったのかもしれません。

Q 下調べを十分された具体的なレポートでしたが列車のスケジュールはどうやって調べましたか?
Aトーマスクックの時刻表を本当に良く使いました。
路線だけでなく予約が必要な列車かどうかもわかります。私は生協で食堂車の予約もお願いして行きました。


Q 応募ルートと実際の行程は微妙に違っています。理由を教えてください。
A ひとつは山の天気ですね。グリンデルワルドが晴れるのをまっていたのでどこかを削らなくてはいけなくなりました。また私はヨーロッパを南下したのですが北上してくる旅行者とよく情報交換をしました。ミラノはバカンスで閑散としていると聞いてジェノバとミラノをやめ、アマルフィはすっごくいい!と聞いたので足を伸ばすことにしました。

Q パスホルダーの割引注1 があるヨーロッパバスを利用されていますね。
予約はしましたか?
A 日本から自分で電話して予約しました。英語は通じたのですが予約は入っていなかったようです。交渉して乗りましたが(笑)あまり混んでいなくて良かったです。

Q YHの予約はどうされましたか?
A ほとんど電話ですね。たいがい英語が通じます。全て男女別 の相部屋でした。修道院の施設の中には30人の大部屋もありましたが清潔なところが多かったです。シーツは借りましたがタオルやシャンプーなどはホテルと違って持参しなくてはいけません。

Q 持ち物で持っていってよかったものを教えてください。
A 良かったものは小型の魔法瓶です。夕飯なども外でパンを買ってきて部屋で温かい紅茶を飲むとほっとしますよ。

Q ハイキングの注意点を教えてください。
A 日本のガイドブックでルートを調べていったのですが結構簡単に考えていたんですね。現地でそのスニーカーでは無理だというようなことを言われ急遽買いました。岩場あり、ぬ かるみありで確かにトレッキングの靴でないときついなと思います。あと雨具としてゴアテックスの上下を持っていったのですが傘をささずにすむので重宝しました。ひとくちにハイキングといっても道の様子はさまざまです。マッターホルンでは偶然オランダにお住まいの日本の方と御一緒できたのですが岩場が多く迷いやすいと聞いていたので一人なら行かなかったですね。

Q 体調を崩されたとき保険会社のデスク注2 に相談されましたか?
A 実は、失敗した!と思ったのがその点で保険に入ってなかったんですよ。海外でも入れると思っていたんです。成田で混んでいたのでヨーロッパではいればいいや って考えていたのですが実際には出国したあとでは入れないんですね。本当に困ったな〜と思いました。その分体調に気を使いましたが、旅行先では何があるかわからないから、これから行かれる方は絶対に入られるべきだと思います。

Q 旅行の際に気をつけていることを教えてください。
A 信条としていることは2つあります。ひとつは毎日親にメールか電話で連絡を入れることです。新しい町についたらまずインターネットカフェを探します。その気になって探すと結構見つかります。それでもないときは電話で滞在場所を連絡します。
もうひとつは細かいお金にこだわりすぎないこと。旅行者は地元の人に比べて損するようにできているんです。細かいお金に損したことをくよくよしていても楽しくない。大きな金額にはもちろんこだわりますが、ちいさな金額には目をつぶるようにしています。
あとは日没までに宿に戻るということを必ず守るようにしていました。一人旅ですから。

Q 一番印象に残ったことを教えてください。
A グリンデルワルドで天気がよくなった瞬間です。
それからアルプスの少女ハイジの物語の舞台でハイジハウスがあるマイエンフェルト。アニメのイメージが強い方にはがっかりされるかもしれませんが私は小さい頃本のハイジが大好きでまさに「ああこの家だ」と。(笑)そしてモニターレポートにも書きましたが、ベニスも印象に残っています。到着した時にちょうど夕暮れ時だったのですが、夕映えに赤く照らされた運河に街の灯りが映っていて、とても幻想的で美しかったですね。

Q 最後にお申し込み生協の対応は如何でしたか?
A とても良かったです。この旅行ではないのですが学会の為でワシントン行きの飛行機を理工学部の生協で予約したときに出発の直前に米国の同時多発テロ事件が発生したんですね。そのときに生協の方が、私が行くエリアは危険だといわれているので取りやめたほうがいいってわざわざ研究室まで教えにきてくれた事がありました。予約がキャンセルになって生協の得にならないはずなのに、利用者のことを考えてアドバイスしてくれた点は生協らしいですね。これからも利用者の立場に立った思いやりのあるサービスを期待しています。

注1
パスホルダーの割引:鉄道パスにはフェリーやバスの割引特典もあります。お気軽にお問い合わせください。
注2
生協でおすすめする保険会社では海外で日本語のできる医者やキャッシュレスで受診できる指定医を紹介しています。海外旅行保険には必ず加入されることをお勧めします。


* 8月3日〜4日 フランクフルト(ドイツ)
写真2
フランクフルトのバーで
 フランクフルトに到着。空港で少し迷いフランクフルト駅に到着した時はすでに6時過ぎており、ユースホステルへ向かうバスは終わっていた。あわてておまわりさんに相談したところ、同じくユースホステルへ向かう地元の人を見つけてくれ、その人と一緒にトラムでホステルへ向かった。到着後、同室になったアイルランドからの女の子と友達になり、おしゃべりをしながら早めに就寝。
ユースホステルの母国だけあり、しっかりした造りのホステルは歴史を感じる。
 市街地を散策。Hauptwachなどを散策するが、途中で大雨に降られてしまい、早々に切り上げる。時差の疲れをとるためにも午後しばらく部屋で休む。夕飯はソーセージとビールを味わうために一人でバーへ乗り込む。緊張したのもつかの間で、気のいいマスターと地元のお客さんたちに囲まれ、楽しいひとときを過ごした。この日もユースホステルに泊まる。

* 8月5日〜6日 フュッセン(ドイツ)
写真3
ホテルフュッセン
 ヨーロッパバスでフランクフルトからロマンティック街道へ出発。ヨーロッパバスはロマンティック街道をざっと見たい人にはよいが、停車時間は非常に短いのでじっくり各街を見たい人には不向き。運転手のおじさんがいろいろと解説を加えてくれる。Rothenburgでお昼に3時間停車。TeddyLandで母のおみやげにSchteiff社のテディベアーを購入。さらにChristmas Landでクリスマスのオーナメントを数種類購入。オーナメントは手頃な価格で種類も豊富な上かさばらないのでおみやげに良い。
 ヨーロッパバスは最後Fussenに到着。ここでHotel Fussenに宿泊。ロマンティック街道の到着地にふさわしくかわいらしいホテル。夕飯は持参のインスタントの赤飯とみそ汁でほっと一息。

写真4
ノイシュバンシュタイン城
 Hotel FussenのマスターのPeterは英語が上手で話がとてもおもしろい。一人旅の私を気遣って、いろいろと話しかけてくれた。 朝ご飯はとても食べきれない量がでてきて、驚いていたら袋を渡された。食べきれない分をサンドイッチにしてお昼にできるようにという心遣い。持参した水筒にコーヒーをつめて自転車を借りて出発。この日は本旅行の目玉 のひとつであるNeuschwanstein(ノイシュヴァンシュタイン)城へ。このあたりは草原や森や美しい湖に囲まれ自転車でまわると距離的にもちょうどよい(ある程度しっかりした地図が必要)。Neuschwanstein城は想像を絶する美しさで、神秘的な雰囲気がただよう。城内へ入るに2時間ほど並び、午前中は城内の見学しかできなかったが、午後いっぱいサイクリングをしていろいろな角度からNeuschwanstein城を楽しんだ。夜はFussenの町でパンを買ってホテルの部屋で食べる。この日もHotel Fussenに宿泊。

* 8月7日〜8日 チューリッヒ(スイス)
 Peterと別れを惜しんで電車でチューリッヒへ向かう。ちょっとした距離の電車での移動の際にはお気に入りの本を読みながら車窓を楽しむのが私の好みである。電車の中は旅行者が多く出会いも多い。チューリッヒは市街地であるにも関わらず、教会や歴史的な建物が多くあり美しい。デパートや店は日本と雰囲気が似ているように感じた。チューリッヒのユースホステルでは予約をしていたにも関わらず、コンピュータに登録されていなかった。抗議の末泊まれることになったものの、これから本当に大丈夫だろうか、という不安感が過ぎる。ここは日本人が多く、夕飯は日本人4人でレストランへ行った。次の日一緒にMyenfeldに行く約束をした。
 予定通りMyenfeldへ。ハイジのふるさとMyenfeldは各駅停車しか止まらない小さな小さな村。特に見所があるわけではないが、ハイジの小説を読んで育った私にはイメージ通 りの風景に感動する(アニメのハイジとはイメージが異なる。アニメはGrindelwaldなどのスイスで有数の山岳地を元にして描かれている)。村里からハイジが住むという山のてっぺんの小屋までハイキングをする。
 夕方チューリッヒのデパート、翌日からの山歩きに備え登山靴を物色していると突然激しい腹痛におそわれた。前日のレストランで飲んだ水が生水だったことが判明。なにはともあれ目に付いた軽登山靴を購入し、その後予定をキャンセルしてホステルへ戻り、日本から持参の正露丸と解熱剤を飲んで休んだ。このとき苦しい中登山靴を購入したのはその後功を奏することになる。軽い山歩きでも石が多かったり滑りやすかったりする場所が多く、軽登山靴をはいていると非常に歩きやすくハイキングを心おきなく楽しむことができる。

* 8月9日〜10日 グリンデルワルド(スイス)
 前日見る予定であったスイス工科大学を軽く見てからGrindelwaldへ出発する。Grindelwaldには午後に到着するが曇っていて山はあまり見えない。ゴンドラなどの料金はかなり高いので、山の上へ行くのは天気がいい日を数日待つことにし、土産物屋を冷やかしたり、ユースホステルのインターネットを使ってメールを見たりして過ごした。やはり暇そうにしている人たちに多く会い、そのうちの一人から2日分残ったユングフラウチケット(頂上へゆく電車が半額になり、その他のゴンドラなどの乗り物は全て無料になるチケット)を割安で買い取る。
 この日も天気は優れないが、ユングフラウチケットを買ったので霧の中ゴンドラであちこちへ行ってみた。思った以上に霧は濃く山は全く見えなかった。ある停車場ではゴンドラを下りるとカランカランという幻想的な音がするので霧の中目を凝らすと自分と目と鼻の先に牛が数頭のっそりと立っており、腰を抜かさんばかりに驚いた。カランカランというのはカウベルの音だったのだ。いろいろな駅で下車してはチョコレートなどの土産物を買ったり、山用品の店を見たりして過ごした。夜はユースホステルに宿泊。同室のメンバー達と山の情報を交換。もう一泊するため、翌日のホテルを探す。GrindelwaldのホテルはどこもいっぱいでBrienzに予約を取った。

* 8月11日 ユングフラウ(スイス)
写真5
ユングフラウの展望台からの眺望
 快晴の日を迎える。ようやく姿を現した山は予想を遙かに上回る美しさであった。早速ユングフラウ鉄道で頂上を目指した。鉄道では上るに従って気温が下がり、突如アイガーなどの山々が真っ白な雪に包まれてその雄大な姿を現す。一面 に広がる白銀の景色は別世界である。
 Jungfrauの展望台を満喫した後、再び電車で下山しKleine Schideckを散策。雪をかぶった山々もすそ野は草に覆われ、緑と白のコントラストが非常に美しい。草の部分には一面 に野の花が驚くほどたくさん咲いており、見る物事に色や形が異なる。日暮れ前まで、できるかぎり歩いて回った。惜しみながら山をおり、Interlakenから特急で17分の小さな町Brienzへ。ユースホテルを探していると、民家で家仕事をしていた親切な老夫婦が荷物を持って案内してくれた。ユースホステルではイギリス人の音楽家と同室になり、音楽の話や翌日行く予定のMatterhornの様子などを聞いた。

* 8月12〜13日 ユングフラウ(スイス)
写真6
逆さマッターホルン
 Zermattへ向かう。この日も雲一つ無かった。Zermattの荷物の一時預かり所にバックパックを置いて、Matterhornへ向かう。Stockhorn行きのロープウェイで日本人の二人組に会い、合流することに。一人は写 真家で逆さMatterhornを撮りたいというので3人でハイキングがてら見に行った。このあたりは全体に岩場が多く、かなりしっかりしたハイキングである。岩場で転んで怪我をしたりする可能性を考えると同伴者がいた方が良い。この日はZermattのユースホステルに宿泊した。
 Zermatt/からSt Moritzまで氷河特急に乗る。この電車はアルプスの真ん中を東西に走り、非常に美しい風景の中を走る。チューリッヒで購入した英語版ハイジを手元にお茶を飲みながらのんびりと景色を一日かけて楽しんだ。
 St. Moritzの宿泊先のユースホステルでは前日もZermattで同室だったオーストラリアからの女性とまだ同室になる。すっかり嬉しくなって一緒に食事をし、夜更かしをしてしゃべりこんだ。
 St. Moritzはヨーロッパ有数のリゾート地。日本で言うなら軽井沢の雰囲気。予定を変えてSt. Moritzにもう一泊することにして、St. Moritz湖の周りを散策し、Spaに行ってのんびりする。Spaは日本での温泉のようなものかと考えていたら、ずいぶんと雰囲気が違い、個室のお風呂で、お風呂から湯上がりのリラクゼーションまでプログラムがくまれていた。しかしなんといっても久々にシャワーではなくバスタブにつかった瞬間はうれしかった。同じユースホステルにもう一泊滞在した。

* 8月15〜16日 ベニス(イタリア)
 ベルニナ特急でイタリアに入る。Tirano、Milanoを経てVeneziaまで一気に行った。イタリアは旅行シーズンでホテルなどが非常に混んでいるにも関わらずVeneziaのホテルの予約がとれておらず、さらに到着も日暮れ直前であったので、Informationのホテル紹介を利用し、San Marco広場の前のホテルに予約をとり、ヴァポレットで向かう。すでに暗くなりつつあったが荷物を置いて広場を歩いたときの感動は忘れられない。何百年も続いていると思われるロマンティックな景色と人々の生きている感じがミックスした雰囲気はイタリアならではないだろうか。ゴンドラが行き交う水に街の灯が映り、歌が流れ、リストランテからはいい匂いが漂い、観光客のにぎやかな声が飛び交う。人が生きているとはどういうことなのか、少し分かったような気がした。ピッツェリアで食べるサンドイッチはとてもおいしい。イタリアではサンドイッチなどを出す前に軽く焼いて、上にバターをたらしてくれたりする。外はかりっと中はジューシー。トマトは太陽の味がした。
 この日は朝一番で直接訪ねる以外の予約方法がないという修道院が経営する女子のホステル、Suore Canossianeへ行き、チェックインする。さっぱりとした心地よいホステルだった。この日はSan Marco寺院を見学したあとアカデミア美術館を見学、リアル橋の辺りで買物をする。ベネツィアンレースのテーブルセンターやハンカチを数枚お土産に買う。橋の真下の店でジャケットを見つけて一目ぼれをし、悩んだ揚げ句に購入した。Suore Canossianeは門限や消灯の時間があり厳しいところもあるが、親切なシスターが細々と世話を焼いてくれ心地よい。30人の大部屋で色々な国の出身の人たちと友達になった。

* 8月17日 ムラーノ島(イタリア)
 Suore Canossianeにもう一泊することにして、この日は一日島巡りをすることにした。Murano島でガラス工場の見学をする。たまたま見学者がひとりであったためか、職人さんが手招きをして作ったばかりの馬のガラス細工をプレゼントしてくれた。Murano島では小さなMuranoガラスの細工物をいくつかお土産に買った。その後Lido島へ行く。Lido島は海水浴場のイメージが強いが、実際は海は汚くてとても泳ぐ気にならなかった。夕方前に本島に戻り、Veneziaの最後の夜を惜しんで、再びSan Marco広場の雑踏の空気をたくさん吸い込んだ。

* 8月18日 ピサ(イタリア)
 Pisaへ向かう。ここではProtezione della Giovaneという女子学生寮に宿泊。夏の間だけ観光客が宿泊することが可能。荷物を置いてすぐにPisaの斜塔、Duomo、洗礼堂、美術館などを見学。斜塔は思ったよりも小さく、中に入ることもできなかったので少々期待外れだった。  
写真7
Pisaの斜塔

* 8月19日 フィレンツェ(イタリア)
写真8
フィレンツェ
 ミケランジェロ広場から見た町並
 朝からFirrenzeへ向かう。Firrenzeは以前にも来たことがあり今回は、その時に見逃したミケランジェロ広場とジョットの鐘楼の展望台と、再び訪れたいと誓ったウフィッツィ美術館を見学した。Firrenzeは街並の美しさが素晴らしい。ミケランジェロ広場からはこの美しい街が一望できる。夕方にはPonte Vecchioから1時間かけて夕焼けをながめた。Ponte Vecchioの革製品の店で手袋を購入。
 この日は夜行でNapoliへ移動。夜行ではボックスの中で一緒になった老夫婦がとても親切にしてくれた。こわおもての老紳士が、私が降りるところを乗り過ごさないようにと、早めに起きて降りるところを教えてくれた。

* 8月20日 ナポリ(イタリア)
 朝Napoliに到着し、少し散策する。1枚200円くらいで買ったピザマルゲリータははっとするほどおいしかった。さらにNapoliから電車とバスを乗り継いで漸く昼過ぎにAmalfiに到着。旅行の最後に海が見たくなったのだ。いかにも地中海風の真っ青な海に真っ白な海岸線としっくいの建物が続き、断崖絶壁の海岸線はとても美しい。ここではA'Scalinatellaというホステルに宿泊。しっくいの建物の半地下で外見はかわいいが、部屋は暗くてじめじめしていて、あまり清潔ではなかった。この日はホステルのすぐ近くのAtlaniのビーチで過ごす。

* 8月21日 カプリ島(イタリア)
 この日は青の洞窟を見に行くため、朝からCapri島へ向かう。しかしCapri島へのフェリーは混んでいて、結局Capri島へ到着したのは11時過ぎで、帰りのフェリーまで3時間少々しかなかった。青の洞窟へのツアーは1時間余りと言い張るおじさんの言葉を信じてツアーに参加したが、結局ツアーは3時間ちょうどかかり、かなりぎりぎりでハラハラすることになった。青の洞窟まではCapri島からジェットボート、さらに手漕ぎボートに乗りついて漸くたどり着くのだ。しかしこの目で見た青の洞窟はハラハラした長旅に十分見合うものであった。洞窟の中は神秘的な青い光が海からさし、それは本当に不思議な光景で、夢の中のようだ。この日もいやいやながらA'Scalinatellaに宿泊。

* 8月22〜23日 ローマ(イタリア)
 今回の旅行では最後の街、Romaである。到着してすぐに予約をとっておいたYMCAにチェックインをする。ここは建物がしっかりしていて、とても清潔だった。Romaは見どころが多い。以前一度来たことがあったにも関わらず、今回と前回をあわせても行きたいところの半分も回れなかった。今回はVatican市国を見ることに重点をおき、サンピエトロ寺院の見学に時間をかけた。サンピエトロ寺院の中は非常に見ごたえがあった。特にミケランジェロの設計という大クーポラは素晴らしい。またかの有名なPietaの像は非常に胸を打った。
 ローマからナポレオン特急で空港へ。物寂しいようなほっとしたような複雑な気持ち。帰りの飛行機ではぐっすりと眠った。
 
写真9
ローマ
サンピエトロ寺院ぴえた像

  応募レポート 実際の行程
8月3日 1 東京 東京
フランクフルト フランクフルト
8月4日 2 フランクフルト フランクフルト
8月5日 3 ローテンブルグ ローテンブルグ
ミュンヘン フュッセン
8月6日 4 フュッセン フュッセン
8月7日 5 リンダウ チューリッヒ
チューリッヒ
8月8日 6 インターラーケン マイエンフェルト
グリンデルワルド チューリッヒ
8月9日 7 グリンデルワルド グリンデルワルド
8月10日 8 ツェルマット ユングフラウヨッホ
8月11日 9 ゴルナーグラント クライネシャイデック
ツェルマット ブリエンツ
ツェルマット
8月12日 10 マッターホルン マッターホルン
ツェルマット ツェルマット
サンモリッツ
8月13日 11 サンモリッツ サンモリッツ
8月14日 12 ミラノ サンモリッツ
8月15日 13 ベニス ベニス
8月16日 14 ベニス ベニス
8月17日 15 ジェノバ ベニス
8月18日 16 ツインクェテッレ ピサ
8月19日 17 ピサ フィレンツェ
ピサ ナポリ*夜行
8月20日 18 ナポリ  
8月21日 19 ナポリ カプリ
8月22日 20 ローマ ローマ
8月23日 21 ローマ ローマ
8月24日 22 東京 東京
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