|
|
|
|
|
|
|
|
コンチキツアー(オーストラリア) |
|
03年 北星学園大 福祉学部福祉計画学 2年
佐藤さん |
|
|
私がなぜこのツアーに参加をしたかというと、色々な国の人たちと友達になりたかったからです。もともと旅行好きなわたしは、バイトをしてお金を貯め、休み中に海外旅行に行くことを目標にしていました。そんなときにコンチキツアーのポスターをみました。色々な国の人たちとみんなで旅をする。考えるだけでワクワクしました。そして、すぐにツアーに参加することを決意しました。
旅行の用意は、あらかじめもらっていたパンフレットや、資料を基に用意をしました。特に困ったことはなかったけれど、このツアーはバス移動が多いので、持ち運び用の枕などを持っていくと、飛行機の中でも利用でき便利だと思います。運動靴も必要なのですが、向こうは暖かかったので、私は移動のほとんどをサンダルでしていました。サンダルは歩きやすいものを選ぶといいと思います。
初めは楽しみだったのですが、旅行の日が近づくにつれ、どんどん不安になりました。一番の理由は、私は英語を理解することも話すこともできなかったからです。このツアーは英語で行われます。しかし私の大学から、もう一人同じツアーに参加する子がいたので心強かったです。
私たちはツアーの始まる一日前に着くように出発することにしました。出発当日、私と同じ大学の子と千歳で待ち合わせをして一緒に行きました。この子ともまだ挨拶程度に会っただけだったので少し緊張しました。待ち時間が長かったものの、私たちは無事成田からブリスベン行きの飛行機に乗ることができました。その飛行機の中で、私たちはオーストラリア人の男の人と隣になりました。その男の人が私たちたちに話しかけてきてくれたので、私たちは親しく話す仲になりました。
ブリスベンに到着し、ここで私たちの最大の難関がありました。飛行場からホテルまでも移動です。しかし、隣に乗っていたオーストラリア人がホテルまで送ってくれると言ったので、少々の不安はあったものの、お言葉に甘えさせていただくことにしました。
こうして無事にホテルに着くことができ、仮眠をとった後ブリスベンを観光することにしました。ここでも飛行機で隣になったオーストラリア人が案内をしに迎えにきてくれたので、一緒に行くことにしまた。サーファーズパラダイスや、チャイナタウン、ダウンタウンなど色々案内してくれて、ブリスベンを満喫することができました。でもだんだん暗くなるにつれて私は、「このまま連れ去られたらどうしよう」と、どんどん不安になってきました。しかし、ちゃんとホテルまで送ってくれ、夜は危ないから外に出ないほうがいいよ。などと忠告をしてくれ、とてもいい人でした。私たちはたまたま運よく良い人に出会えたけれど、今考えると大変危険な行為だったとおもいます。日本でもそうですが、ましてや外国で知らない人に付いていったり、車に乗ったりはしないほうがいいと思います。すごく危ないことです。そうして私たちの一日目が終わりました。
|
1日目 ブリスベン→ダーリングタウンズ |
ここからツアーの開始です。朝時間通りにロビーに行くと5,6人のメンバーらしき人が集まっていました。わたしは、何でこんなに人数が少ないのか不思議でした。バスが到着し、中にはもう多くの人が乗っていました。後から知ったのですが、私たちの前にもう違う名前のツアーは始まっていて、私たちがそのツアーに拾われ、途中参加する形になっていたようです。バスに乗り、途中参加の人だけバスの中で軽く自己紹介をしました。後からもずっと思っていたのですが、わたしは途中参加ではなく、みんなが初対面のときに参加したかったです。なぜかというと、私が参加したときはもうすでにみんなは知り合い、みな大体の仲の良い人たちができていたからです。
最初の自由行動はブリスベンでした。ここで、ダニエルという台湾人の男の人と、レイチェルというフィリピン人の女の人に誘われ4人で一緒に行動しました。レイチェルはこの旅行で一番仲良くなった外国人でもあり、また大変お世話になりました。
自由行動が終わりバスに乗りダーリングタウンズに移動しました。ダーリングタウンズに着くと乗馬のオプショナルツアーに参加しました。乗馬をしながら見た大草原に広がる夕日はとても美しいものでした。体験談などでは、「日本人は私一人だった」とよく目にしましたが、私が参加したツアーには日本人が私も入れて8人もいました。夕食で私はその人たちとかなり仲良くなりました。夕食後はブッシュダンスをツアーのメンバー全員でおどりました。メンバー全員で何かをしたのはこれが最初で最後でした。とても楽しかったです。夜空を見上げると、プラネタリュウムのような満点の星空が広がっていました。ここは夜中や朝方はかなり冷えるので要注意です。
|
2日目 ダーリングタウンズ→フレザー島 |
朝食は昨日買っておいたクッキーと、部屋で沸かしたコーヒー。同室の子と、部屋の窓から今日出発のツアーを観察。どんな様子かチェック。ほとんどが白人。なぜか大きな枕を手に持っている。それでも日本人らしきひとを5人は見た。日中は個人でロンドン観光。大英博物館(無料)、バッキンガム宮殿、ビッグベン、ロンドンアイ(見ただけ 乗ってない)など。午後6時45分、ホテルのカフェでツアーメンバーの顔合わせ。自己紹介などはなく、荷物の制限、明日朝は時間厳守、などの連絡で終了。ツアーガイド、ニッキー(ニュージーランド)、ドライバー、ピート(同)はかなり早口。メンバーの4分の1は欠席。その後、ホテルのバーに流れる。この日は22歳の誕生日だったということでマーク(オーストラリア)にギネスをおごってもらう。ルイーズ(オーストラリア)はコンチキのリピーターらしく、どのオプショナルツアーがいいか等いろいろ情報が得られた。部屋に戻って就寝。
|
3日目 フレザー島 |
私たちは8月に行ったので、ちょうど鯨にあえる季節らしく、鯨が船のすごく近くまで寄ってきてくれて、しかもクルーズ中に何度も別の群れに会うことができとても感激しました。ここでは鯨ウオッチングに参加すると面白いとおもいます。
この日はコテージに泊まりました。私が泊まったのは4人部屋が3つあるコテージでした。部屋以外にトイレ、シャワー室、台所、台所、コテージに入るとすぐに大きな食卓があります。その大きなテーブルを囲みみんなでお話をしました。みんなの聞いていると、なんとなく何を言っているのか予想ができました。そして、アメリカの女の子と彼氏の写真を見せてもらったり、コミュニケーション取れたことがとても嬉しかったです。
夜はクラブに行きました。踊っていると白いシャツをブラックライトに照らし近づいてくるマークというアメリカ人の男の人がいました。ここで、マークと一緒に踊り、仲良くなりました
|
4日目 フレザー島→カプリコーン・コースト |
この日は移動でした。途中、アボリジニー文化のステージやブーメランの投げ方も教えてもらえます。これがなかなか難しく、うまく投げられませんでした。疲れも出てきた頃だったので、わたしはバスの中では爆睡でした。途中休憩もとってくれるし、私は乗り物に乗ると眠たくなる体質なので、そんなに苦痛は感じませんでした。
|
5日目 カプリコーン・コースト→ウイットサンデー諸島 |
|
6,7日目 ウイットサンデー諸島 |
私たちがこの島に着いたのは夕方で、夕日がとてもきれいでした。ここで3人の新メンバーの合流がありました。私はこのツアーでこの場所が一番印象に残っています。なぜかというとこの島あたりで、他のメンバーとも普通にコミュニケーションを取れるようになったからです。ほんの少しのきっかけで、仲良くなれるものでした。同じものを見て同時に笑ったり、ちょっと話したり、同じテーブルで食事をしたり。
昼はマークとレイチェルと私たちでテニスをしたし、海に入っているとブライアンというオーストラリアの男の人がちょっかいをかけてくれたので、一緒に泳ぎました。ここでブライアントは仲良くなりました。卓球をやったりもしました。
この島ではゆっくりとリラックスをして過ごすことができました。夜にはレイチェルと好みのタイプやコンチキメンバーについて、またこれからについて色々語りあいました。ホテルでカラオケパーティがあったのでコンチキメンバーみんなでステージに上がり歌ったことも印象的です。
こういったようにメンバーが好き好きにすごす3日間でした。
|
8日目 ウイットサンデー諸島→ケアンズ |
|
9日目 ケアンズ |
ケアンズでは激流を下るラフティングがおすすめです。一日かけて下る川はとても長く、大自然に囲まれていてとても気持ちが良かったです。下る間に色々なことを体験させてくれます。高い岩に登って川へとび降りたり、滝に撃たれたり、泳いだり、途中にボートを止めて昼食に大きなハンバーガを作ります。ずっと外で日に照らされ日に焼けるので、日焼け止めはきちんと塗って、時間も長いので、ちゃんと持っていったほうがいいとおもいます。私は普通のカメラしか持っていなかったのでラフティングには持ち込めませんでした。メンバーの中には水中カメラを持ってきている人がいて、私も買っておけば良かったと後悔しました。水中カメラはスーパーやホテルも使い捨てのものが売っているのですぐに手に入ります。途中、他のボートに乗っているコンチキメンバーと水をかけ合ったり、ラフティングは本当に楽しかったです。
|
10日目 ケアンズ→ポートダグラス→ケアンズ |
この日はオプショナルツアーで、アウターバリアリーフのクルーズ&シュノケリングに参加する予定でした。しかし天候が悪く海はすごく荒れていて、波はとても高く、船は上下に大きく揺れ、まるで遊園地の乗り物に乗っているようでした。私は初めの10分ぐらいからかなり具合が悪くなり普通に座ってはいられない状態でした。しかも船が故障をし、一旦引き返し、別の船に乗り換えて再度出航することになりました。そこでキャンセルもできるということだったので、私はもう一度船に乗ることは無理だったので、残念でしたがそこで私は船から降り、その日は皆が帰ってくるまでポートダグラスでショッピングを楽しむことにしました。友達に聞いたのですが珊瑚はとてもきれいだったそうです。しかし、帰りも同じくらい揺れたそうです。ポートダグラスはとてもおしゃれで、かわいいお店も沢山あったので私はキャンセルしてよかったとそれを聞いて思いました。
この日はこのツアーの最終日で、夜は皆でクラブへ行く予定になっていました。ここで驚いたのは女性群の衣装です。ワンピースを一枚持っていくと良いと体験談にも載っていたのですが、ほとんどドレスと言っていいようなものを着ている人もいました。もちろん普通の服装の人もいたのですが。バスの中で私はなんとも言えない本当に寂しい気持ちになりました。このツアーが終わってしまうこと、もしかすると皆ともう会えないかもしれないと。この日のパーティーはとても盛り上がりました。みんな机や椅子の上に立ち踊りました。それぞれが自分でホテルへ戻り、最終日は終了しました。
翌朝、バスには新しいメンバーが参加し出発し、そこでツアーが終了のメンバーはそれぞれが帰る日です。私たちはロビーに集まりその日に出発するメンバーを見送りました。それぞれ写真を撮ったり、ハグしたり。
私たちはもう一泊同じホテルにする予定でした。その日にはあらかじめ申し込んでいたオプショナルツアーのバンジージャンプがあったので、見送りに行けないブライアンとマークにお別れを言い、出かけました。初めはビビって申し込んだことを後悔していたのですが、飛んでみるとすごく気持ちがよく、なんというか、すっきりしました。最後の締にふさわしいとても良い経験だったとおもいます。
レイチェルももう一泊していたので、その日の晩、私たちは一緒に買い物や最後のディナーをしました。
翌朝、まだ残っている日本人みんなやレイチェルに見送られ私たちはホテルを出発しました。
メンバーとの付き合いの中で私が心がけていたことは、「挨拶は笑顔で必ずする」ということです。言葉が通じないとお互いを理解するのは難しいですが、言葉が通じないと友たちになれない訳ではないと思いました。実際、気がつくとちょっかいを出し合ったり、普通にみんなと一緒にいる自分がいました。わからないことはメンバーや、ツアーリーダーに聞けば親切に教えてくれます。ツアーリーダーともかなり仲良くなり二人でふざけあったりもしていまいした。
帰りの飛行機の中で、この旅行が夢だったかのようにも思えました。
英語をもっと話せるようになり、もう一度このツアーに挑戦したいと思っています。 |
|
|
|
|