サイト運営のご案内 サイトマップ 資請求・お問い合わせ
UCT UNIVERSITY CO-O TOURISM
全国大学生活協同組合連合会旅行センター JATA会員 ボンド保証会員 観光庁長官登録旅行業第1642号
 
HOME 格安航空券 語学研修 テーマのある旅 国際学生証 海外旅行保険 お役立ち情報
トップページ Information ヨーロッパ 北米・中南米・グアム オセアニア アジア ご利用条件 お問い合わせ ホテル予約システム
大学生協がバックアップ
出発までのスケジュール
組合員体験談
オンライン予約
CO-OP海外あんしんサポート24
* 組合員体験談
* 海外旅行ハプニング対策 組合員体験談トップページへ
写真1   鳥取大学 農学部 教授 笠原浩三
 最近は海外旅行に出掛ける機会が多くなり、学生諸君もホームスティなどで海外生活を経験することが多くなっている。そのようなことから海外旅行に伴うトラブル、ハプニング、またそのトラブルに巻き込まれないための対策、旅行の心得などに関する情報が必要になってきている。そこで筆者の乏しい経験ではあるが幾つかの体験を記し、これからの海外旅行の参考にしていただければ幸いである。


* フライトの再確認とキャンセルに伴うトラブル
フライトの予約に関しては三点程指摘できる。
 第一点はできるだけ早期に計画を立てて大学生協等の旅行会社に申し込むことである。フライトが決まらないことには詳細な計画が立てられないからである。その際国内移動便も一緒に申し込む。通して購入すると割引になるからである。
 第二点、再確認(リコンファメーション)は、最近は必要ないところが多くなっているが、やっておく方が安心である。米国、ヨーロッパなどの地域には、日本語によるリコンファメーション専用の電話窓口があるので心配はない。しかし、出発当日の乗り換えなどについてキャンセルされていることがあるので要注意だ。筆者は二度経験がある。一度目は一昨年の関空発北京経由で西安行きの時である。関空から飛び立ったのはよいが、北京で乗り換え西安行きのチェックインカウンターでチケットを提出したところ、このチケットはキャンセルされているとのことである。幸い同じ便に空席があったので事なきを得た。二度目は、昨年の夏に関空発パリ経由でロンドン行の時である。パリで乗りかえ時間が一時間半ほどあった、しかし国際便の乗り換え時間としては決してゆとりのある方ではない。フランスのドゴール空港に着くや直ちに乗り換え便のチェッキングカウンターに向かった。ところが予約をしていたはずのチケットがキャンセルされているではないか、焦った。幸いにも最終便に空席があったため夕方遅くになったが、ロンドンのヒースロー空港に着くことができた。しかしこれがトラブル続出の前兆となった。関空でカウンターに預けた荷物がヒースロー空港でいくら待っても出てこないのである(結末は後述)。
対策
出発当日便がキャンセルされるのは機材故障等の場合もある。日程には余裕を持つこと。また大学生協等の旅行会社でチケットや案内書を受け取る際に、当該区間の航空券がついているか念を入れて確認しておくこと。

写真2
ロンドンのバッキンガム宮殿の
衛兵交代儀式

 バッキンガム宮殿の衛兵交代は毎日時間が掲示され、観光客をはじめ多くの市民はその儀式を一目見ようと、掲示された時間より前から集まってくる。よほど早くから出向かないと最前列の絶好地を占めることは難しい
第三点目はオーバーブッキングの問題である。オーバーブッキングとは航空会社が定員席より多く予約を取ることである。当然搭乗できないお客さんが出てくることになる。航空会社はキャンセルが出ることを見越しての措置であろうが、お客さんは困る。最近はどこの航空会社ともオーバーブッキングは控えるようにしているということであるが、ある時にはあるものである。これも筆者が経験したことであるが、一昨年ニューヨークからシアトル経由で関空に帰る便である。シアトル空港も大きく、急いで関空行きのチェツキングカウンターに向かったが、殊もあろうにオーバーブッキングになっていた。そのため暫く待たされることになった。一瞬翌日のスケジュールが頭をよぎった。どうしても予定通りその日の内に帰らなければならなかった。暫くして案内が流れた。「5名ほどのオーバーブッキングのため、出発を明日に延ばしても差し支えのない方がおられませんか」というものであった。「出発を一日延ばしていただいた方には、ホテル代金、ホテルまでの移動、食事代などを全て当航空会社が負担いたします」というのである。さらに「向こう一年以内に当航会社を利用の場合には日本円で10万円を補助します。」ということであった。素晴らしい条件である。多分そのような条件で出発を一日順延したお客さんがいたのであろう。我々は予定のフライトで帰国することができた。しかもファースト・クラスの席であった。ファースト・クラスは席自体がやや大きくゆったりしていて、各席毎にテレビも付いていてサービスも良い。後にも先にもファースト・クラスに乗ったのはその時限りである。
対策
むしろオーバーブッキングを密かに期待し、日程に余裕を持っておくことを勧めたい。


* 出てこない荷物に焦る、その対策
 最近は海外旅行に出掛ける機会が多くなり、学生諸君もホームスティなどで海外生活を経験することが多くなっている。そのようなことから海外旅行に伴うトラブル、ハプニング、またそのトラブルに巻き込まれないための対策、旅行の心得などに関する情報が必要になってきている。そこで筆者の乏しい経験ではあるが幾つかの体験を記し、これからの海外旅行の参考にしていただければ幸いである。
フライトの再確認とキャンセルに伴うトラブルフライトの予約に関しては三点程指摘できる。
 第一点はできるだけ早期に計画を立てて大学生協等の旅行会社に申し込むことである。フライトが決まらないことには詳細な計画が立てられないからである。その際国内移動便も一緒に申し込む。通して購入すると割引になるからである。
 第二点、再確認(リコンファメーション)は、最近は必要ないところが多くなっているが、やっておく方が安心である。米国、ヨーロッパなどの地域には、日本語によるリコンファメーション専用の電話窓口があるので心配はない。しかし、出発当日の乗り換えなどについてキャンセルされていることがあるので要注意だ。筆者は二度経験がある。一度目は一昨年の関空発北京経由で西安行きの時である。関空から飛び立ったのはよいが、北京で乗り換え西安行きのチェックインカウンターでチケットを提出したところ、このチケットはキャンセルされているとのことである。幸い同じ便に空席があったので事なきを得た。二度目は、昨年の夏に関空発パリ経由でロンドン行の時である。パリで乗りかえ時間が一時間半ほどあった、しかし国際便の乗り換え時間としては決してゆとりのある方ではない。フランスのドゴール空港に着くや直ちに乗り換え便のチェッキングカウンターに向かった。ところが予約をしていたはずのチケットがキャンセルされているではないか、焦った。幸いにも最終便に空席があったため夕方遅くになったが、ロンドンのヒースロー空港に着くことができた。しかしこれがトラブル続出の前兆となった。関空でカウンターに預けた荷物がヒースロー空港でいくら待っても出てこないのである(結末は後述)。 出発当日便がキャンセルされるのは機材故障等の場合もある。日程には余裕を持つこと。また大学生協等の旅行会社でチケットや案内書を受け取る際に、当該区間の航空券がついているか念を入れて確認しておくこと。
▲ロンドンのバッキンガム宮殿の衛兵交代儀式
 バッキンガム宮殿の衛兵交代は毎日時間が掲示され、観光客をはじめ多くの市民はその儀式を一目見ようと、掲示された時間より前から集まってくる。よほど早くから出向かないと最前列の絶好地を占めることは難しい第三点目はオーバーブッキングの問題である。オーバーブッキングとは航空会社が定員席より多く予約を取ることである。当然搭乗できないお客さんが出てくることになる。航空会社はキャンセルが出ることを見越しての措置であろうが、お客さんは困る。最近はどこの航空会社ともオーバーブッキングは控えるようにしているということであるが、ある時にはあるものである。これも筆者が経験したことであるが、一昨年ニューヨークからシアトル経由で関空に帰る便である。シアトル空港も大きく、急いで関空行きのチェツキングカウンターに向かったが、殊もあろうにオーバーブッキングになっていた。そのため暫く待たされることになった。一瞬翌日のスケジュールが頭をよぎった。どうしても予定通りその日の内に帰らなければならなかった。暫くして案内が流れた。「5名ほどのオーバーブッキングのため、出発を明日に延ばしても差し支えのない方がおられませんか」というものであった。「出発を一日延ばしていただいた方には、ホテル代金、ホテルまでの移動、食事代などを全て当航空会社が負担いたします」というのである。さらに「向こう一年以内に当航会社を利用の場合には日本円で10万円を補助します。」ということであった。素晴らしい条件である。多分そのような条件で出発を一日順延したお客さんがいたのであろう。我々は予定のフライトで帰国することができた。しかもファースト・クラスの席であった。ファースト・クラスは席自体がやや大きくゆったりしていて、各席毎にテレビも付いていてサービスも良い。後にも先にもファースト・クラスに乗ったのはその時限りである。 むしろオーバーブッキングを密かに期待し、日程に余裕を持っておくことを勧めたい。 出てこない荷物に焦る、その対策通常チェッキングカウンターで荷物を預ける場合には、搭乗券を確かめ、乗り換えがある場合には乗り換えの空港では受け取らず直接最終到着空港で受け取ることが多い。荷物受け取りカウンターでは、似通った荷物に気を付けながら、ぐるぐる回る荷台に目を凝らして見つめる。そして自分の荷物を見つけてホッとする。その時いつも、もし自分の荷物が出てこなかったらどうしよう…、と誰でもが一抹の不安に駆られる経験をしたことがあるであろう。実はその不安が遂に現実のものとなったのである。(前項の、関空ーパリ乗り継ぎのーロンドン行きの結末…)パリのドゴール空港でキャンセルされていたにもかかわらず最終便を乗り継いで、ロンドンのヒースロー空港に到着した。ここで荷物を受け取ることになっていたが、いくら待っても荷物が出てこないのである。丁度我々と全く同じケースでフライトをキャンセルされて最終便になった日本人の若いカップルも、不安な面もちで荷物を待っていた。結局出ずまいであった。筆者も初めての経験で少し動揺した。しかし、落ち着いて係の窓口に申し出て、紛失届けに氏名、宿泊ホテルなどを記入した。出てきたらホテルに届けるということであったが、最悪の場合は戻ってこないケースも想定して覚悟を決めながら、ロンドン市内のピカデリーサーカスに予約をしていたホテルに向かった。覚悟はしたもののホテルについても落ち着かない。翌日も一日中気にしながら夕刻にホテルに戻った。もしかしてと思いホテル内の一時荷物預所に寄った。するとあるではないか我が懐かしいスーツケースが!。係員が二人いたが、余裕の気持ちで手元にあった1ポンド硬貨を2枚チップのつもりで手渡した。かくして、部屋に戻って改めて落ち着いて我が懐かしきスーツケースを見やった時に、何かがおかしいことに気がついた。関空で荷を預けた時には確かにスーツケースの鍵にシールを貼ってくれたはずであった。がそのシールは剥がされてなくなっており、しかも鍵の透き間が少し空いていた。少し力を入れて捏ねるといとも簡単に鍵が開くではないか。考えてみればスーツケースなどの鍵は、少し太い釘一本でこじ開けられるものなのである。早速中身の点検をしたが、スーツケースを開いた表面の様子からは全く異常が感じられなかった。しかし奥の奥まったところの小間物類が雑然と荒らされていた。幸いなことに貴重品は入れていなかったため実害には至らなかった。
対策
スーツケースの中には絶対に貴重品を入れてはいけない。極端な場合は紛失しても構わないぐらいの覚悟をしている方が気楽である。


* スリに遭遇した経験、その手口と対策
写真3
イタリアのピサの斜塔
ガリレオが引力の存在を実験したと云われるピサの斜塔。補強工事を続けているが年々傾きが大きくなりつつあるという。倒れないうちに一度は見ておきたいものである。
 海外旅行で最大の注意点はスリである。スリは思いもかけない忘れた頃に遭遇する。物とりも大別すると二通りがある。一つは、強盗である。これに遭遇した場合には防ぎようがない。ただ、物とりが出そうな場所と時間帯にはふらふら出歩かないことである。大都市の観光地には危険地帯と称して地元の人も立ち入らない区域があるがそのような所には絶対に足を踏み入れてはならない。暗くなってノコノコ出歩くのはもっての外である。
 しかし日中観光地の人通りの多いところでも、平和慣れした日本人を狙ったスリが手ぐすねを引いて待っている。油断禁物である。筆者はかれこれ四度ほど狙われた。いずれも女性で日中の人通りの多いところである。左の手に新聞紙か段ボールなどを持ちこれで視界を遮り、右手で抜き取るのである。一件目は一昨年のイタリアはローマへの恩師との旅行である。テルミニ駅に降り立ち、直ちにホテル探しに向かった。駅周辺は大勢の人でごった返していた。恩師は少し後から付いてきたが、一見物売り風の女性に付きまとわられた。温厚な恩師はなかなか振り切ることができずにいた。余りにしつこいため堪りかねて大声で「ノー!サンキュー!」と怒鳴り散らした。漸くその女性が遠ざかったが、しかし、恩師が背負っていたリュックの入れ口が開いているではないか。早速中身を調べたが、幸い取られたものはないということであった。
 今一件はこれも昨年の夏の同じくローマの地下鉄内の体験である。朝の通勤ラッシュ時にテルミニ駅から地下鉄に乗った。電車は日本のラッシュに比較するとずっと空いていた。まもなく次の停車駅が近づいてきた時である。車両の中程にいたと思われる子供と思しき5、6人の女性が、恰も次で降りるかのように入り口付近に迫ってきた。筆者はリュックを背負い、右手は吊り輪を、左手は貴重品で膨らんだウエストポーチをしっかりと握っていた。と、その時である、左手に異常な異物感を感じたのである。しかもかなり強く感じた。ハッと思って目をやったがスカーフのようなもので覆われていてよく見えない。アッこれは!、トッサに右手でその女性の頭をガツンと殴りつけた。かなり強かったと思う。そのグループの隣の女性がなにやら喚いていたが、一瞬の出来事であった。若い女性達のグループはその駅で降りたが、一息ついて握り締めていた左手ポーチを見ると、チャックが半分まで開いていたのである。左手でしっかり握り締めていたのが幸いした。
対策
危険地帯には絶対に入らないこと、暗くなってから出歩くのは論外である。またスリ対策としては、先ずは怪しげなものを近づけないこと、触らせないことが鉄則である。それでも電車などの込み合ったところに出くわした場合には貴重品をしっかり押さえることである。そして海外旅行傷害保険は携行品の補償もかけておいたほうが良い。


* 両替のハプニング
写真4
米国ロッキー山脈の南端・ モニュメントバレー
グランドキャニオンをさらに東に進むと300メートルを越える岩石がそそり立ち、この世のものとは思われない異様な光景が開ける。
 海外旅行では日本円を現地通貨に両替することが必要でこれまた厄介なことの一つとなる。ことが現金なだけに損得が直に響いてくる。
 お金の対策には四通り程考えられる。一つは予め出発前にトラベラーズチェックに変えておくものである。二つ目は、海外で通用するクレジットカードである。これは宿泊の際の身分証明にもなり絶対に携帯をお勧めする。三つ目がシティバンクのワールドキャッシュカード等の現地通貨で引き出すカードである。日本で口座を作り日本円で入金しておくと現地では現地通貨で引き出せる。最後の手段は現金そのものを携えていく方法である。これは間違いがないが盗難、紛失の危険にさらされる。そして何れは現地通貨に両替をしなければならない。その両替が眉唾であるから注意が肝要である。昨年の夏に米国はアリゾナを訪れた時のことである。銀行で両替えをする予定でいたが、調査で訪れたツーソンの銀行にはどこも日本円を扱っていなかった。さあ困った、食事代もほとんどなく、ガソリンも残り少なくなってしまった。懐にはたんまり日本円があるのだが…、それが今となっては意味がない。が、泣きついてみるものである。最後の銀行に訪れた銀行の情報で地元の宝石店があってそこで日本円が手にはいるかも知れないということであった。いうなれば闇両替所である。幸いそれほど悪い交換レートでなかったので急場を凌ぐことができた。
 他方、欧州では国毎に通貨が異なるので、両替が忙しい。事前におおよその交換レートを知っておくことがポイントである。イタリアのホテルでのことである。受付カウンターで両替ができるというので早速願い出た。思い切って日本円で10万円をイタリアリラに両替してもらうこととした。何回も数えて確認してくれた。筆者もゼロ、ゼロの数を確認しながらしまい込もうとしたが少し変である。良く確認すると10万円ではなく1万円分しかないのである。これはマズイと直ちにご破算にして1万円のみを両替することとした。イタリアリラはゼロが多いので馴れていないと大変な損失を受けることとなる。(因みに10万円はおよそ2,000,000リラになる)
対策
危険地帯には絶対に入らないこと、暗くなってから出歩くのは論外である。またスリ対策としては、先ずは怪しげなものを近づけないこと、触らせないことが鉄則である。それでも電車などの込み合ったところに出くわした場合には貴重品をしっかり押さえることである。そして海外旅行傷害保険は携行品の補償もかけておいたほうが良い。


* 追記
海外旅行ではその他に、食事、チップ、レンタカー、トイレ事情など面白いエピソードも沢山ある。中でもトイレについては海外の実態を知っておくことを勧める。何れにしても、安全で快適な楽しい思い出を残すためには、大学生協等の旅行会社の担当者によく相談をして、事前情報を豊富にインプットしておくことが大切である。
上へ
  利用条件一覧個人情報保護について| Copyright ©UNIVERSITY CO-OP TOURISM. All Rights Reserved.