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外務省 「海外渡航関連情報」
外務省は2002年4月から、「海外危険情報」等の制度を見直し、新制度下での情報提供を開始しています。既報の通り、新制度では従来の危険度1〜5という5段階の数字表記は廃止され、4段階の文章表記となるほか、渡航者、長期滞在者、観光渡航者など、ユーザーの目的に合わせた“滞在にあたっての注意”を盛り込むなど、きめ細かい情報提供を行う。新制度移行後の4カテゴリー内訳は以下の通り。
渡航情報(旧「海外危険情報」)
●十分注意して下さい
=当該国(地域)への渡航、滞在に当たって特別な注意が必要であることを示し、危険を避けるようにすすめるもの。
●渡航の是非を検討して下さい
=当該国(地域)への渡航に関し、渡航の是非を含めた検討を真剣に行い、渡航する場合には、十分な安全措置を講じることをすすめるもの。
●渡航の延期をおすすめします
=当該国(地域)への渡航は、どのような目的であれ延期するようすすめるもの。また、現地に滞在している邦人に対しては退避の可能性の検討や準備を促すもの。
●退避を勧告します。渡航は延期してください
=現地に滞在している全ての邦人に対して当該国(地域)から、安全な国(地域)への退避(日本への帰国も含む)を勧告するもの。
大学生協では組合員の皆様の安全確保を最優先に考え、下記の様に対応させていただいております。
※「退避を勧告します」地域への旅行申込みは、「退避勧告」が取消となるまで中止いたします。
※「渡航の是非を検討して下さい」地域への旅行申込みは、現下の情勢をかんがみ延期される事をおすすめいたします。
(渡航情報を確認の上でお申込みの場合は、同意書の記入をお願いする事もございますのでご理解下さい) |
● 海外の安全情報に関するお問い合わせは、
○外務省 海外安全相談センター(代表)(03)3580−3311(内線2902〜3)
○国別・海外安全情報FAXサービスFAX 0570−023300
その他、成田空港(第1・第2ターミナルビル)の出発ロビー及び関西空港の国際線出発ロビーに「海外安全情報 タッチビジョン」が設置されています。
・海外安全ホームページ http://www.anzen.mofa.go.jp/
・外務省i-modeサービス http://www.mofa.go.jp/mofaj/i/
海外での日本人の犯罪被害増加
●外務省邦人保護課がまとめた「海外邦人援護統計」によると、2004年に、日本人が事件や事故、病気などで在外公館の保護、援護を受けた件数は16,023件、総人数では21,871人、死亡者数は564人となった。
●馴れ馴れしく日本語や英語で話しかけてくるような詐欺師や強盗が、世界のあちこちにいる。お金やモノを取られるだけでなく、命をとられるような目に遭わないともかぎらない。最近目立ってきているのが、車のドライバーによる犯罪に巻き込まれるケース。また食事に誘ってくれたかっこいい彼や美しい彼女が、実は別の人物と謀っていて脅迫されたなど。外務省や保険会社に報告される事件以外にも、かなりの日本人が海外で被害に遭っていると考えられる。
日本人による犯罪加害件数も急増
一方、海外での犯罪の加害件数も過去最高を記録した。主な犯罪例は、飲酒運転やスピード違反などの交通犯罪などだが、外為・関税法違反や、不法滞在(不法就労)により、強制退去された日本人も多い。また、麻薬関係で逮捕される例もある。麻薬は所持しているだけで、国によっては重罪(終身刑・死刑)となることもあるので絶対に関わらないこと。
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