■コースのしくみ■カリキュラム■ 先生とクラスメイト大学やその他の教育機関と異なり、専門学校には一度仕事を辞めて学校に通い始めた人や現在すでに仕事を持っている人が、さらに自分を伸ばすために通うことが大変多く、そのため、クラスメイトの年齢はさまざまです。講師陣には、企業やその分野での現役、もしくは経験豊富な人材を揃えています。私立の専門学校の場合、ビジネス専門学校、トラベル専門学校といったように分野が特定されています。ただしその分野の中で長期で本格的に学べるよう、幅広く、深く、コースが展開されています。バラエティ豊かというだけでなく、授業は常に実践ベースで行われます。社会に出て即戦力として働くことができるよう、施設や設備も現場を想定したものが多く、常にプロフェッショナルな雰囲気を体感しながら学べる環境が整えられています。私立専門学校公立カレッジ日本の専門学校とほぼ同じと考えてよいでしょう。本格的に専門分野を学ぶためには1〜2年間学校に通うことが必要になりますが、3ヶ月といった短い期間でも入学が可能な学校もあります。短期間で趣味や興味のある分野の勉強をしながら、英語力も同時にアップしたいという人には適しています。語学留学から進学するダイレクトエントリーもあります。国や地域が運営しており、大学に準ずる高等教育機関に位置づけられています。コミュニティカレッジは、4年制大学編入を目指す「大学編入コース」と「職業専門コース」とに大きく分かれていて、専門スキルを学べるのは「職業専門コース」になります。学費は私立専門学校よりやや安め。また、規定の単位や一定の期間を満たせば、4年制大学へ編入できるという利点もあります。専門留学の機関は、大きく分けると私立の専門学校と、公立のカレッジの2種類。アメリカとカナダでは、コミュニティカレッジやカレッジと呼ばれています。ちなみにイギリスではカレッジ、オーストラリアではTAFE、ニュージーランドではポリテクニックと呼ばれています。専門学校は、学期ごとに入学が可能なところや、入校日が多く、柔軟なスケジュールが立てやすい。また、コミュニティカレッジは、短期で留学することは難しくなっています。ネイティブと一緒に授業が受けられるだけの英語力が必要。語学力が十分でない場合は、学校が指定した語学学校に通うなどを条件として、入学が許可される場合があります。自分で語学学校に通って、一定のレベルに達してから専門学校に行く方法も。また、コミュニティカレッジは日本での成績が問われます。専門学校終了時には一般にサーティフィケートやディプロマと呼ばれる「修了証」が授与されます。必ずしもそれが即、日本での就職に役立つとは言えませんが、海外で専門的な勉強をしてきたことは、自分をアピールする大きな武器となるはずです。海外で専門分野を学ぶ、専門スキルを修得する、好きなことを極める。それが専門学校の魅力だ。海外で学べる分野は非常に多彩であり、語学力のハードルを乗り越えて専門留学を目指す人が、いま着実に増えている。まずは学びたい分野を決めることが第一歩。未来はそこから始まるのだから。CASEC専門留学専門スキルを本場で身につけ夢をかなえる!学べる分野はさまざま。何を学ぶか、じっくり探そう1. どこで学ぶ?3. 入学のタイミング2. 入学資格4. 修了証主な学校の種類私 立公 立専門学校カレッジ・TAFEなどどんな学校?仕事に役立つ実務スキルを集中的に学ぶ学校。3ヶ月という短期間から学べる。国、州政府が運営しており、コースによっては終了後、州内の大学編入も可。地元の人向けの機関だが、留学生にも門戸を開いている。その学校がある国アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・イギリスアメリカ(コミュニティカレッジ)・カナダ(コミュニティカレッジ・カレッジ)・オーストラリア(TAFE)・ニュージーランド(ポリテクニック)・イギリス(カレッジ)主な専攻分野ビジネス、秘書、コンピュータ、ツーリズム、ホテル、アート、インテリアデザイン、美容、フラワーアレンジ、社会福祉などコース期間3ヶ月〜2年6ヶ月〜2年14専門留学
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