テーマのある旅2013夏にご参加いただいた皆様からアンケートです。その一部を紹介いたします。
東京大学
旅行全体の感想を書き始めると、いろいろな経験をして様々な思いがこみ上げてきて、まとまりのない文章になってしまうので、今回の旅の目的であり、最も印象に残った場所でもあるアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所のことに絞って感想を書きたいと思います。もはや説明するまでもないと思いますが、現在ポーランド領オシフェンチム近郊にあるアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所では、数百万人のユダヤ人、ロマ、同性愛者や社会的不適合とされた人々が殺されました。収容所に入って生き残れた人は本当にごくわずかでした。どうしてこのような史上稀に見る虐殺が可能だったのでしょうか。 ガイドの中谷さんはいくつかその理由をあげていました。そのなかで印象に残ったことを幾つかあげたいと思います。たとえば、人が人に対して無関心であったということ。ナチスの暴走をドイツ人は許しました。強制収容所の周辺の人々は中で何が起きているかうすうす気づいていました。国際社会は強制収容所での蛮行に歯止めをかけることができませんでした。知らぬ、存ぜぬ、我関せずの態度を取らずに、どこかで誰かがブレーキをかけていればこんなに被害が拡大することはなかったのかもしれません。 それから、2つ目の理由として、収容者を高度に階層化・組織化しました。収容者をユダヤ人、ロマ、ソビエト戦争捕虜などに階層分けするとともに、各階層の中においても序列を作りました。たとえば、ユダヤ人の囚人たちを監視する囚人頭(カポ)はユダヤ人から選ばれましたし、彼らの死体を焼却する特別労務隊(ゾンダーコマンド)もユダヤ人から選ばれました。すなわちドイツは自らの手を汚さずにユダヤ人を監視・抹殺する組織体制を作り上げていたのです。そして同時にユダヤ人たちが結束して反乱を起こす可能性を封じていました。 3つ目の理由として、人を人としてではなく、単なる数字として認識されました。アウシュビッツからの出荷物証明書には、金●kg、銀●kg、服●kgなどなど様々なる物品の数字が詳細に残されています。もちろんそれらが元々収容されたユダヤ人の金歯や髪、服、靴、カバンや持ち物であったことは言うまでもありません。したがってこうした数字の裏に幾万のユダヤ人の生命が隠されているのですが、当時こうした物品を受け取った人々の中には、そうした部分に想像力を働かせて疑問を抱き、強制収容所の内実に異を唱える人はほとんどいませんでした。幾つか理由をあげてきましたが、ここで大事なことは、、70年前のアウシュビッツで起きた悲劇の根底に流れる理由には今日の日本の社会問題にも通じる点があり、またこうした問題を各々が自分の立場に引きつけて考えることだと思います。たとえば、いじめの問題。いじめをそれぞれの立場に分けて考えると、加害者、被害者、そして傍観者(いじめには気づいているが無関心の人)がいます。いじめにブレーキを掛けられるのは誰でしょうか。たとえば、政治の問題。選挙のたびに投票率の低さが指摘されます。もし仮にかつてのナチス・ドイツのように政治が暴走したとき、我々国民は止めることができるでしょうか。 今回のテーマのある旅は、私に1つのテーゼを投げかけました。組織の中で個人はどうあるべきか。私は来年民間企業に就職し、社会に出ます。企業や社会といった大きな組織の中で、ときには自らの価値観や社会的正義に反するような指令がくることもあるでしょう。戦後、強制収容所での戦争犯罪を問われたドイツ人将校が「自分は命令に従っただけだ」と証言しました。彼らを、上意下達の官僚制の前に倫理的正義感が欠如してしまった、それが罪だ、と非難するのは簡単です。しかしもし、これから自分が社会に出て同じような立場に置かれたとき、同じような過ちを絶対に繰り返さないとは言い切れません。 命令に反して自らの倫理観に従うのか、それともただただ命令を実行していくのか。このテーゼに対して、今すぐ自分なりの回答を出すことはできません。ただ、今回のテーマのある旅に参加して、社会にでる前にこうした問題に気付けたことは、とても有意義でした。卒業して就職するまでの残り半年間、あるいは就職して以降いくつもの現場を経験していく中で、自分なりの回答をゆっくりと編み出していこうと思います。最後になりますが、一緒にツアーを回った仲間たち、添乗員やガイドの方々、ツアーを企画してくださった生協職員の方などテーマのある旅ツアーに携わったすべての人々に感謝したいと思います。ありがとうございました。
千葉大学
申し込む前は旅行代金もそれなりにするし、1人参加だし、アウシュビッツなどの見学場所に関する知識もなく、参加するか否かかなり悩み、結果的に参加して大正解だったと思います。このツアーは11日間に勉強も観光もできるよくばりなツアーですが、どちらも中途半端になることなく、ハプニングも含めて毎日が充実していてどれも一生忘れられないとてもよい思い出になりました。ポーランドでの中谷さん、ドイツではイゾルデ先生たちにガイドをしていただいたこともこのツアーが充実したものとなった一因ではないかと思います。個人旅行では、難しい先生方の解説は印象に残ることが多かったです。ツアーメイトも色んな大学の色んな人がいて、楽しかったし、またこのメンバーで集まりたいと思えるような人ばかりでした。今回、このツアーに参加して本当によかったと思います。ありがとうございました。
A大学
短い間でしたが、とても楽しく、充実した旅行でした。最初は1人参加で、不安でしたが、皆楽しい人ばかりで本当に楽しかったです。今回の旅行の中で最も印象に残っているのは、アウシュビッツ強制収容所と白バラ記念館です。特に白バラ記念館では私たちと同年代の若者がナチスに抵抗したということを詳しく教えていただき、その勇気と正義感に感動しました。平和を守り、不当な権力に屈せず、共存、共生できる社会をつくることが重要だと思いました。そしてそのためにも社会に出る前の私たち若い世代が過去の過ちを学ぶことが必要なのだと感じました。
慶応義塾大学
ピーススタディツアーということで私が1番主眼を置いていたのは、アウシュビッツだった。意外だったのは、アウシュビッツやビルケナウはとても美しい場所だったということ。そこであの恐ろしい出来事が起こった。けれど今回1番思ったのは、恐ろしいのはナチスドイツ政府でもヒトラーでもなく、傍観者だということ。自分の意見を持って行動することがいかに大事なことかがわかった。そしてそのようなことを真剣に話せる友達がこのツアーでできたことが何よりの宝物。政治などの難しい話をとことん語りつくせる友達がほしかったのでとても嬉しい。
またヨーロッパに行きたいなって心の底から思える旅でした。
大阪市立大学
ポーランド、チェコ、ドイツ、フィンランドをめぐり異文化通じてヨーロッパに対する理解を深めることができてとても良かったです。自分で行くだけでは決して得ることのできない経験を積むことができました。初対面の人たちと旅を通して有効を深めることはとても新鮮で楽しむことができました。
慶應義塾大学
様々な大学の様々な学年の人たちと交流を持てて、新たな発見や気付きがたくさんあり、とても充実した11日間でした。ヨーロッパにおける負の遺産に触れて多くの事を感じ、また仲間とそれを共有し合えた貴重な体験にもなりました。今後もここで学んだこと、感じたことを忘れることなく、そしてここで出会った仲間やここでの思い出を忘れずに、日々過ごしていきたいと思っています。また同じようなツアーがあればぜひ参加したいです。
早稲田大学
今回このツアーに参加した理由は今までにしたことがない海外旅行をすることと、普段関わることができない他大学の方々と交流することでした。初めは観光が目的でしたが、自習をしたり実際に見学していく中でさまざまなことを考えさせられました。また他の参加者の方々もとても良い人達ばかりでとても楽しく過ごすことができました。機会があれば、別のツアーにも参加してみたいと思っています。
今回私はこのツアーに1人で参加したのですが、添乗員さん、現地コーディネーターの方々、そして楽しくゆかいなツアーメンバーのおかげで11日間とても楽しむことができました。1日1日がとても充実していてとにかく実りある旅だったの一言に尽きるのですが、強いて言うならアウシュビッツ強制収容所が特に印象に残りました。そして中谷さんの解説のおかげで、教科書には載っていないアウシュビッツでかつて起こった現実を知ることができました。その他にも様々な場所を訪れ、お話を伺うことを通じて、知識を深めることができました。また、上記はまじめな面ですが、それ以外(皆でビールを飲んだり、しゃべったり…)も楽しむことができました。いろいろとハプニングを起こしたりしてご迷惑をおかけしてしまいましたが、そんな私でも広い心で受け入れて下さり、添乗員さん、コーディネーターの方々、メンバーのみんな、本当にありがとうございました。また、どこかで会いましょう。
東京学芸大学
私が今回このツアーに参加を決めた最も大きな理由は近代以降のドイツ哲学をより深く理解するための材料になるのではないかというものでした。また時差を経験したかったり、ノイシュバンシュタイン城が見てみたいという欲もあったため、このツアーはぴったりだったと思っています。実際に行ってみると、今まで本の中の世界だったヨーロッパやその歴史が目の前にあり、自分の考えていたイメージが良い意味でひっくり返りました。具体的には町の方々が優しかったり、日本語で話しかけてくれたり、改札口がなかったり、歴史を伝えるために懸命に活動している反面恥ずかしさを抱えていたり、驚きや親近感を感じられるものばかりでした。マジメな場面が多いのかと思っていましたが、参加者が楽しい人ばかりだったためか、笑っていた方が多かったです。1人で参加しても全く問題はありませんでした。添乗員さんやガイドの方々の支えもあって、トラブルもありましたが良い旅だったと大満足しています。この旅を活かせるように日本に帰ってからも平和について考え続けたいです。このような旅を作ってくださり、本当にありがとうございました
今回のツアーを通してたくさんの学びを得ることができました。ヨーロッパピーススタディツアーということで、学習と観光という両面を楽しむことができるこのツアーは本当に最高のものだと思います。最初は風景の写真しかありませんでしたが、日を重ねるごとに人物が写真に写るようになり、徐々にメンバー同士が仲良くなっている姿がうかがえました。本当に参加してよかったと思います。
このツアーに参加することを決めた時、1人参加で11日間過ごすことがどれ程心細いかなんて考えていたものの、今こうしてツアーの終わりを迎えて、写真を見ながら振り返ってみると実に充実した旅であったと実感している。ピーススタディツアーという名のとおり、平和について考えさせられるツアーであった。今回目で見て、耳で聞いてきたものを、今以上よく考え自ら何らかの形で色々な人にも伝えていきたいと思った。大学生の夏休みという一番自由の利く時期に今回のツアーのような素晴らしい体験ができて、一生の思い出に残る夏休みとなった。
個人的には2度目のヨーロッパ旅行でしたが、ポーランドやチェコといった日本人にとって比較的なじめの薄い国を旅することができたのは貴重な経験でした。特にポーランドに関してはアウシュビッツのある(あったためか)暗いイメージを抱いていたが、ポーランドの街はとても発展していてショッピングモールの様子は日本と変わらないままであった。百聞は一見に如かずという言葉の通り、日本にいてあれこれ想像してその国に対して勝手なイメージを抱くより、まずは現地に行ってその土地に住む人や街、歴史などに直に触れる、経験することが重要だと感じた。
添乗員さんにはとてもお世話になりました。私達がこのハードなスケジュールに対して、あまり体調不良やメンタル的な影響が少なかったのも、彼女のおかげだと思います。私のバッグが飛行機で行方不明になった時も、色々と手続きをして下さり、とても感謝しています。コース全体としては、多くの世界遺産をめぐることができ、今まで特に気にしなかったようなことでも、とてもよく考えるようになれた気がします。他のコースもぜひ参加してみたいと思いました。
津田塾大学
高校生の頃授業で取り上げられたことから、アウシュビッツで行われたこと、率いてはホロコーストの歴史と経緯に大きな関心があり、一年生の時に生協のパンフレットを見てからずっとこのツアーに参加したいと思っていました。申し込み期間が始まって、すぐに半ば勢いで申し込んだはいいものの、家族も友人もいない単独での申し込み、しかも海外ということで、当日の朝まで不安はたくさんありました。でもパンフレットに載っていた1人参加の人が多く、みんなとすぐに仲良くなれた、の言葉を信じて当日を迎えると、本当にすぐ他のメンバーと打ち解けることができ、さっそくヘルシンキ行きの飛行機から話が弾み、抱えていた不安はいつの間にかなくなっていました。ヨーロッパにいる間は毎日毎日すごく楽しくて、たった11日間だけだったとは思えないほど充実していました。ポーランドを案内して下さった中谷さんはとても気さくな方で、観光中のみならず食事の席でも興味深いお話をたくさん聞かせていただきました。私がこのツアーで一番心待ちにしていたアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所では、自分たちに都合の良いことしか見ていないと結局は傍観者も権力者に加担してしまう。柔軟な思考・感性を持つ若い世代の方が和解を成功させやすいといった、中谷さんの言葉の数々に胸を打たれ、大学生の自分にできることはあるか、何ができるのかを考えさせられました。またミュンヘンでは、ナチスへの抵抗運動を起こした学生たちの姿を紹介していただき、自分とほとんど変わらない年齢の彼らがあの混乱の時代に勇気を持って立ちあがったことに感銘しました。観光名所や美味しい食事も魅力的でしたが、私がこのヨーロッパピーススタディツアーを通して得られた一番の大きなものは、戦いの歴史を残し後世に語り継ごうとしている人、そして平和のために自分には何ができるだろうと真剣に考えている同世代の人がたくさんいるということを知れたということです。彼らに出会えたきっかけとなったこのツアーに参加して本当によかったと思います。ありがとうございました。
普通の旅行では行けないような場所に行くことができた。また、訪問する国の歴史などについて知りながら回ることで見え方が変わってくることが分かった。今後旅行に行くときは自分でその国、街について調べた上で回るようにしようと思います。旅行の仕方を知るという意味でもためになったなと思いました。
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上智大学
とても充実した10日間を過ごすことができました。中学の頃から環境問題に興味を持っており、個人的な環境活動、環境団体活動への参加は勉強などをしてきまし。しかし机上のみ、国内のみでは視野が狭いと感じ、環境先進国ドイツへの訪問を決めました。このような背景を持っていた私にとって、このテーマのある旅は内容がよく当てはまっており、日々知識を深めていくことができました。カーシェアリング、再生可能エネルギー、ゴミの回収方法など環境先進国ならではの取り組みの現場を見ることで、先を見据えたドイツの人々の考え方にとても感心しました。これらは、政府のみならず市民の人々が積極的に行動を起こした結果だということで、その奥深さを知ると同時に、自分自身の社会への参加ということについて考えるきっかけとなりました。どの現場を訪れるときも、常に意識していたことがあります。それは、このドイツでの様々な取り組みを日本でも生かせないかということです。もちろんドイツの技術や政策を手本とすることはできますが、日本でそのまま取り入れても上手くいくかは分からないということが1つの答えとして見つかりました。ドイツが街づくり、環境配慮において先端をゆくのは、人々の安心、安全そして持続可能な生活を突き詰めて、それを長い年月をかけて考え続け、実現のために行動を起こしているからなのです。私は人々がより豊かな生活を送ることができる社会を実現したいと考えます。それには1人ひとりの市民が自分の暮らしやコミュニティへの関わり方、そして将来の社会について真剣に考えることが必要なのではないでしょうか。環境先進国ドイツを訪れたことで、自らの生活や社会を考えるきっかけとなりました。今回この旅を企画して下さった、生協職員の方々、現地講師の皆様、そして共に充実した日々を過ごした参加メンバーに感謝致します。本当にありがとうございました。
法政大学
結果大満足な旅となりました。ドイツで政策を学び空いた時間で学生同士でレクチャーについて話し合い非常に濃い10日間でした。ドイツ人の街づくりを通して日本の良さが分かったり、自分が日本に帰ってきて勉強がもっとしたいと思いました。また、他大学1~4年生が集まりいろんな話が聞けて旅行では味わえない学びがある楽しさでした。
武蔵大学
1年と2年次の授業でドイツの環境政策について調べていたので、実際にドイツに行って調べてきたことを確かめてみたいと思い、このツアーに参加しました。参加メンバーが理系の学部の人が多かったので、文系としてはついていけるか初めは不安もありましたが、講師の松田さん、村上さんや現地の方のわかりやすい説明があったおかげで不安もなくなり、しかっりと理解することができました。様々な学部の人たちの異なった視点からの意見を聞くことで、自分の視野を広げることができたり、実際に日本を出て現地に行くことで気づいた点もたくさんあったりと非常に充実した10日間でした。視察だけでなく、ハイデルベルクやバーゼルの自由行動やワイン祭りなどの観光もでき、とても楽しかったです。今回のこの経験を今後もしっかりと生かして行きたいと思います。
旅行中は村上さんや松田さんの話を必死にメモしていたため、メモ帳がすぐになくなり、日記用に持って来た方にまで、書かざるを得ないほど、タメになる話をいただきました。ただ、話を聞くだけでなく、実際に視察に行くことにより、身をもって実感することができました。また、村上さんも松田さんも質問すると丁寧にわかりやすく、さらに掘り下げて話てくださり、理解が深まりました。今回の旅で自分の考えが甘いこと、局所を見るのではなく全体を見ること、最後はどう行なおうと人間が行なうことなので、人間としても成長しなければならないこと、人を動かす大切について考えさせられました。あと、ビールの美味しさがちょっとわかったかも!ワインはわかりませんが...。
10日間はあっという間でそれだけ充実していたのだなあと思います。観光旅行で自分の力だけではできないこと(実際の政策やくらしを見る、村の祭や3国国境など)ができたのが本当に良い経験となりました。大学卒業前にこのようなチャレンジできたのは、自分にとって大変大きな財産となりました。私はこれからも日本に住み、12月からは就職活動もひかえていますが、景色のきれいな国は日本だけではないこと、日本に住んで大企業に就職することだけが幸せではないこと、たくさんのことに気づかされました。今までの自分を見つめ直すきっかけになったと思います。また10日間、すばらしいメンバーに出会え一緒に過ごせたことを心からよかったと思っています。メンバー同士の交流を図ってくださった職員さんもありがとうございました。日本に戻り、日常生活に戻ってみないとはっきりとはわかりませんが、10日間異国の地に見知らぬ人たちと活動することは、今までの自分を何か変えてくれたと思います。素敵な10日間をありがとうございました。
東京工業大学
ただ普通に観光するのとは一味違った密度の濃い旅でした。実際にドイツで行われているエネルギー対策、街づくりを松田さん、村上さんのお話を聞きながら視察することで、表面上の技術だけでなく、その裏側にある経緯や行政、市民による活動についても学ぶことができた、とても貴重な体験でした。今回のツアーで私の環境に対する意識は大いに変わり、自分がいかに知識がなかったかということを思い知りました。この経験を活かして、将来日本の環境分野に携われればよいなと思います。レクチャーだけでなく、様々な専門分野、年代の人々と一緒に旅することによって学ぶこともたくさんありましたし、何といっても楽しかったです。とても良いツアーなので、今後も多くの人に参加してほしいと思います。
僕は工学部の工業化学科でありバリバリの理系だ。初めツアーの内容を見た時、理系に傾っているような内容がなさそうに見えた。ツアーに参加して満足できるような内容ではないかも知れないと思っていた。しかし実際に参加してみるとその考えは覆された。技術的な話のより詳細まで踏み入ることはできなかったが、将来自分が関わり研究していくべきであろうテーマがいかにして、人々の生活に関わり応用されているのか、これを実際に目にすることは非常に重要であり、とても良い経験になった。将来ミクロな部分を扱うことになる自分にとって、マクロな視点で見る必要だと感じていたため、とても満足のいく内容だったと思う。又、理系、文系の内容があり参加者もバラバラだったため、より幅広い視点を持つきっかけになった。エネルギー問題などの解決に向けて、各分野が個々に研究するのではなく、互いに協力して解決へ向かうことの重要性に気付いた。そういう意味でとても有意義な旅であったといえる。ツアーの内容に関しては、村上さん、松田さんに同行して頂けて本当に感謝している。各所でのお二人の解説はとても明解で、一つ一つ理解することができたため、とても濃い時間を過ごすことができた。おかげでドイツの文化についての理解は深まったように思うし、もっと知りたいと思うようになった。又、観光だけでは絶対に行かないような所、見落とすだろうものを行ったり得たりできたのはこのツアーならではだと思うし、このツアーの良い所だと思う。海外に行く目的の一つとしてとても良い選択肢だと思った。今回、参加者は色々な年代、分野に分かれていたが、そのおかげで刺激的で楽しく有意義な日々を送れたと思う。このドイツで学べたことを自分の活動に活かしていきたいし、次はドイツだけでなく他の国の文化、考え方などについても学んでいきたい。さらにこのツアーで築けたネットワークをこれからも持続させていけると良いなと思う。非常に楽しいツアーでした。関わって頂いた人々全員に感謝したい。ありがとうございました。
日本女子大学
前回、生協「テーマのある旅」に参加したことがあったので、初対面の人と海外をまわる、泊まるということに対する不安はさほどありませんでした。しかし、今回は教育がテーマで、やはり教育に関する学科若しくは教職課程の人が大半で、どちらでもない私はバックボーンがないということで、どうしても不安はありました。事前に提示された参考図書は全ては読めませんでしたが、2冊程読んでいったら、話に置いていかれることもなく、私も積極的に意見を出していくことができました。皆、相手を受け入れていこうとしてくれるので、早々に仲良くなり、夜は1つの部屋に集まって(節約のために買った)スーパーの夕食を食べるなど、ワイワイとしていました。しかし見学、視察の時などはしっかり見聞きし、とてもonとoffの切り替えができていたと思います。テーマのある旅は女子多数の傾向があるらしく、中でも本ツアーは女子10人男子2人という偏っていました。だからどうということもなく、全員と話し、仲を深められたのは視察など学びの中でも有意義だったと思います。リヒテルズさんはおしげもなく自分の知識を教えて下さり、その一方でサークル対話(円状に対話)をしながら意見を聞いたりして、一方通行ではない教えを体現・体感させて下さいました。途中、1日半少し熱を出してしまい、2日程宿で休みましたが、しっかり治り、復帰できたのでよかったです。ツアーメイトの人々も心配して下さり、それは外に出られず悔しかったけれど良い思い出です。追加 オランダはいきなり嵐のような雨風が今回多く吹きました...。
関西学院大学
私がこのツアーを通して、最も学んだことは「生徒の自主性を育くむ」ということです。オランダで見学したイエナプランは私の想像を絶する教育方法で、生徒みんなが生き生きとしているだけでなく、高学年になるにつれて、完全に自立した大人になっていました。そんな学習状況を見て、感動したというよりは、今まで私の考えに危機感を覚えました。そしてこのプランを参考に何とか日本の生徒たちにも自主性を育くむ方法を学びたいと考えました。オランダで学んだこと全てを日本で導入するのは不可能です、しかし先生と生徒の関係の取り方や授業の方法などを工夫すればオランダのよい所を持ち帰り、活かしていくことは可能です。そしてそのよい所をそのまま使うのではなく、自分なりに考えて活かしていくことでよりよいものになるかもしれません。この文章を読んでいる方は、もしかしたら教員志望という訳ではないかもしれません。しかし今までの従来の方法とは違った方法で行なわれている教育方法を見ることは、あなたの人生を豊かにすること間違いありません。ですので、是非、一度オランダのイエナプランという革新的な教育を見て下さい。絶対に後悔しませんよ。
教育といっても、教師を目指している人や教育学を学んでいる人がいて、その中でもそれぞれ興味のある分野が違い、様々な考えにふれることができた。(ex 音楽、図工、養護教諭、特別教諭など) 幅広い角度からフィンランドの教育をみることで自分の考えも広がり、刺激になった。また、似た考えや志をもっている人にも出会えたことも嬉しかった。自分一人で計画することが難しいこのようなツアーを企画してくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
今回このツアーでは、日本とフィンランドの教育のちがいを目の当たりにしました。特に驚いたのは、言語学習でした。フィンランド語を母国語としない子どもにも教育機会は保障されていました。また図書館の数も多く、地域全体で子どもを育てようということが感じられました。フィンランド教育について元々あった知識や本で得た知識だけでなく、実際に行ってみることで知識以上の発見をすることができました。ツアーメイトも教員志望が多く、みんな教育に高い関心を持っており、よい刺激を受けました。この8日間はこれからに繋がる大切な経験となります。充実した研修でした。ありがとうございました。
フィンランドの教育には元々興味があり、自分なりに調べてみてはいたのですが、今回実際に行ってみて、行ってみないとわからない多くのものを感じることができました。様々な学校の校長先生や図書館、保健所の方のお話を聞き、教育に携わる方はもちろん、国民ひとりひとりや政府の教育に対する意識が非常にまとまっていると強く感じました。国全体が一丸となって教育を進めていっている印象を受けました。その点で日本は未熟であり、遅れているのではないでしょうか。また、フィンランドの国の方針や教育制度の素晴らしさは、今回の旅で改めて実感することとなりましたが、フィンランドの教育の特徴は、フィンランドだからこそ、実現し得るところがあるのではないかということも今回感じたことのひとつです。人口の少なさや文化的背景はもちろんですが、実際にフィンランドに触れてみると環境や国民性までもが、それに影響しているのではないかと思えました。あから全く同じ教育を日本に取り入れるのは難しいですが、ここから何かヒントを得ることは必ずできると思います。今回のこの旅を通し、フィンランドの教育のどこをどう取り入れれば日本の教育に活かせるのか考えることが今後の私の課題のひとつとなりました。現地のペトリさん、みどりさんですが、「小さなことでも困ったことがあればすぐに言うように」と仰ってくださり、とても親切にして下さいました。お2人とも日本とフィンランドの両方の教育や文化に大変詳しく、日本で育ってきた私たちのバックグランドに対する理解があり、常にそのことを念頭に置いて話してくださってるような印象でした。なので、お話が大変わかりやすく、ありがたかったです。教育関連のことだけでなく「○ユーロ以内で食事したい」と相談するとそれに見合ったいいお店を紹介して下さったり、「コンサートか舞台を見たい」と言うと行けるギリギリの範囲の小さな劇場の公演までくまなく調べて下さいました。何も見るものがないという人にも色々な観光スポットを紹介されてました。フィンランドに日本人はおそらく多くはないですし、現地の日本語ガイドもかなりざっくりなので、こういった方々が1週間もつきっきりでついてくださるというのは、とても貴重な機会だったと思います。また、小さなお子さんがいらっしゃるにも関わらず2人もお子さんを連れて私たちと一緒にヘルシンキまで移動して、ベビーカーを引きながら街を案内して下さいました。夜も家族で同じホテルに泊まってくださり、とても心強かったです。家族ぐるみでこのツアーに協力してくださっていて、感激しました。素敵な旅をありがとうございました。
佛教大学
フィンランドの教育についてはテレビや授業などでもよく取り上げられて調べていくうちに、実際に見てみたいと思うようになりました。そこで検索したところ費用や期間が適当だったこのツアーを選びました。しかし自分の大学に生協がなかったために色々手間がかかりましたが、他大学の受付で親切にしていただき、不安も和らぎ、旅に参加することができました。しかし、知らない人ばかりで現地集合だったため、不安は残りましたが無事合流できるとすぐに仲良くなることができ、初日から充実した1日になりました。やはり個々に参加した人が多かったことや、同じテーマで行ったということがすぐに仲良くなれた理由だったと思います。勉強しに行くことが目的でしたが、新しい友達とおいしい料理を楽しんだり、観光したりホテルでパーティーしたりと旅行気分も十分に味わうことができ、帰ってきてからもずっと連絡をとりあえるような友達もできました。そして本題の教育視察についてですが、ペトリさん、みどりさんがとても話しやすい人で質問もしやすく親切に教えてくださったので、疑問はほとんど解決することができました。また見学することを通じてその教育を受けている子どもたちの表情や先生とのやりとりも見ることができ、本などで知るよりも多くの発見があり、驚きも沢山ありました。そしてフィンランドの社会のあたたかさを身をもって体感できたと思い増す。そしてこうしてツアーで行ってよかったことは、他の人が質問することで、自分になかった視点から考えることができたということです。それぞれ異なる立場や考え方で自分の視野もより広くなったように思います。実際に興味のあることに対して自分の力だけではできなかったことをこういったツアーで行けたことにとても感謝しています。今回学んだことを今後の学びや教育現場に活かしていければと考えています。本当に楽しく貴重な8日間となりました。
金沢大学
今回の旅行を通して確実に自分が成長できたと感じます。海外にさらに興味も湧き、来春には海外留学に行きたいと思うことができるようになりました。さらに、フィンランドの徹底された教育の仕組みや、各教員のレベルの高さ、そして同じツアーに参加している友達の意識の高さから自分はこのままではいけないという危機感を持つことができました。良い教師になるためには、もっと色々な引き出しが自分には必要ですし、何よりもっと色々なことを勉強することが必要だと認識できました。これから自分磨きにじっくり時間をかけ、このツアーで得ることができた向上心を常に忘れずに日々の学生生活を送ります。最後にこのツアーを充実したものにしてくださった現地係員のペトリさん、みどりさん、そして生協スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。Kiitos!!
大学の教職の授業で、よくフランスの学校の視察に行っている先生がおり、海外の学校と日本の学校の違いを比較検討する話をしていたので、いつか私も行ってみたいと思っていました。実際、フィンランドの教育はすばらしいと思います。一番印象に残ったのは、入試や競争がほとんどないところです。日本ではつまるところ、どの学校を出るかで将来の幅が絞られてしまうし、学校にランクがあって、できるだけ上のところに行くのがよしとされる。その結果、塾などの教育産業が栄え、学校の授業もテスト対策的なものが多くなる。本当は、テストに出る内容≠子どもたちが身につけるべきもの、ではないと思うのですが、どうしてもよい成績をとったり、入試で合格したりすることが、子どもや親の、場合によっては学校の最大の関心ごとになってしまうため、1人ひとりの子どもがこれから生きていくうえで本当に必要なものを学校で身につけさせること「本当の教育」をするこが、できづらいのはないかと思わされました。フィンランド高等学校の校長先生に進学のための対策授業をすることがあるか聞いたとき、そういうことはないし、ある大学へ入るための手段をしてこの学校へ来ている生徒は1人もいないとおっしゃっていました。このような競争のない学校のあり方、本来の教育の場としての学校を実現するには学歴社会という日本のあり方そのものや人々の価値観、教育制度全体を変えていかなければならないでしょうから、今やみくもにフィンランドの真似をしても形だけの亜流になってしますことと思います。いつか日本でもこのような教育が取り戻せるかもわかりません。ともかく私は教師を目指すものとして、日本の学校で今回学んだフィンランド教育のあり方を胸に「対策」ではなく「教育」を心がけたいと思いました。自分にとって今回よい経験ができたと思います。ありがとうございました。
日本とフィンランドの保育や子育て、子どもに対する考えの違いを実感することができました。制度面や文化面での違いもあり、なかなかそっくりそのまま「フィンランド式」を取り入れるのは困難であるし、まだ自分が勉強不足なこともあり、どっちがいいのか悪いのかを簡単には判断できない。しかしそれでもフィンランドの社会全体で子どもを育てようという雰囲気はすごく魅力的に映った。日本はどっちかというと女性に育児負担がかかりすぎている。男性や近隣の人の協力があれば女性の負担は減るし、子どもにもよい影響がでるはずだ。ここはぜひ日本も見習うべき点だと思う。また今回よかったのは、いろんな分野から保育について考える意識の高い仲間と出会えたこと。大学はみなバラバラだけど保育や子育て、教育に真剣でとてもたくさんの刺激をうけた。
大阪大学
ボランティア体験、ウォーキングツアー、ゴスペル体験、アルカトラズ島・・・自分の眼で見て肌で感じて、頭で考えて自分の意見を言葉にして、さらにメンバーで意見をシェアして学び合う。中身の濃い10日間でした。「人を支えることは、人に支えられることでもある」以前お世話になった先生から伺ったこの言葉がずっと印象に残っていました。NPOの活動が盛んなサンフランシスコでこの言葉の意味をもっと考えたいと思っていました。実際に活動に参加することで現地のボランティア精神に触れることと共に表面上には見えないアメリカ社会の歴史や現状に目を向けることができました。そこから日本の問題を改めて考えるきっかけを得ることができました。誰にも相談せず参加を決断した今回のツアー。不安もありましたが、思い切って行ってきて良かったです。サポートしてくださった方々への感謝の気持ちをこれから自分の「Community」に恩返ししていきます。また、便利な言葉に頼らず、自分の意見を伝えられる力をもっと養いたいと思いました。内容面では抽象的ではなく具体的に言語面では日本語だけではなく英語でも伝えられるように努力していこうと思います。最後にメンバーのみんな、出会えてよかったです。ありがとう。JPRNのコーディネーターの方々、貴重な学びをありがとうございました。
中京大学
この10日間で、私はあらゆる経験をした。その中で貴重な経験だったのは、多くの人々と出会えたことだと思う。ウォーキングツアーやボランティアでは、問題解決に向けて積極的に行動をする人々と出会った。そこでは声を挙げることの大切さや、多様性を受け入れることを学んだ。またJPRNのコーディネーターの方々やツアーメイト達との出会いもかけがえのないものだった。皆で学びをシェアすることで新たな視点を得ることができたし、自らの考えもより確かにすることができたからだ。このツアーで出会った全ての人から私はよい影響を受けられた。普通の旅行や留学ではできない経験であったし、参加をして本当によかった。
初めは、他大学の学生たちにうまくなじめるかとても不安でしたが、7日間共に旅行をするうちに冗談を言いあえるほど仲良くなり、とても楽しく過ごすことができました。普段あまり他大学の人たちと交流する機会がないので、このツアーを通して他の学生がどんなことを考えているのかを知れたり、意見を交換できたりしたことは、いい体験になりました。また、ツアーで訪れた場所はどこでも考えさせられることが多く、とても勉強になりました。ずっと行きたかったアンコールワットにも行くことができたので、満足です。また他のツアーにも参加してみたいと思いました。
全体的に観光と買い物の時間が多すぎたように思います。カンボジアでは遺跡と市場に比べて戦争、地雷博物館は閉館ぎりぎりに着いたのでほんの少ししか見られませんでした。ベトナムでも戦争博物館のための時間が短すぎて、私を含め参加者の一部から延長の要請がありました。一方で市場やデパートでの自由時間が余るほどありました。ほとんどの店は同じものを売っているので、2、3回ほどで十分でした。
名古屋大学
若い今の時期にしかできない体験をしたい。それが今回このツアーに参加した大きな動機でした。事前に推薦図書を示され、カンボジアやベトナムの凄惨な戦争について予備知識を得られたため、現地での理解がより深まったと思います。ごく平穏な生活を送っていた一般市民が赤色クメール(ポルポト政権)によって大量に虐殺されたカンボジア、資本主義と共産主義のせめぎあいの犠牲となり数多くの一般人が戦禍に巻き込まれていったベトナム戦争。カンボジアの博物館(かつての処刑所)で掲げられていた何百という若き青年たちの遺影が今も脳裏で、彼らの苦悩や無念さを訴えかけてきます。戦争を知らない世代の自分でも、実際にその爪痕を見ることで、何の生産性もなく悲しみしか生み出さない戦争を忌避する気持ちが強い実感とともに高まりました。徐々に戦禍へと追いやられた両国の経緯を見ていると、あたりまえに平和を享受しているこの日本においても、自分たちの選択次第では穏やかな生活はいとも簡単に脅かされる、そんなこともひしひしと感じました。その一方で、ツアーではアンコールワット遺跡の観光でカンボジアの美しい部分に触れ、ベトナムでは現地の人たちとの交流もしました。今後の国の発展やより豊かな生活に期待を膨らませる彼ら若者たちを見ていると、自分もこれからまた先の目標に向かって進んでいきたいと鼓舞される思いがしました。
初めての海外旅行ということで、勝手がわからず、緊張しながら行きましたが、事前に心配していたような盗難や病気は一切おこりませんでした。おかげでカオハガンでの滞在を楽しむことができたと思います。1人で参加したので、グループの人とは初対面でしたが、皆いい人で、1週間後には自然に話すことができるようになっていました!今でもインターネットを通じて連絡をとっています。カオハガンの海は見たこともないくらいきれいで、足をつけているだけでも気持ちいいですよ!シュノーケルやスモンドンへのツアーなどはぜひ参加してみてください。時間を忘れて楽しめると思います。島の人たちもやさしい人が多いので、言葉の問題を気にせずにどんどんコミュニケーションをとってみることをおススメします。だんだん英語を使うのに違和感がなくなってくると思いますよ。島での暮らしはお湯が出なかったり、電気がつかない時間があったりして日本に比べたら不便かもしれませんが、自分が自然の一部だということを実感できます。私はそういう暮らしは驚くほど心をホッとさせてくれるということを島にきて気づくことができました。都会の暮らしに疑問を持っている人にはぜひ来てほしいです。
お茶の水女子大学
1人でしかも初参加ということもあり、最初はどうなることかと思いました。空港のあるマクタン島からカオハガン島まで行くのに、島はすぐには見えず時間がかかったし沈むんじゃないかというボートに乗ったり。シャワーも雨水、電気も通ってない。虫も多いし。でもそんな不安より期待の方が、ずっと大きく、島での暮らしは私の期待を更に上回るものでした。ゆったりとした時間の中で島の人たちは笑顔が絶えず、子どもたちも元気いっぱい。島の木々や吹き抜ける風の音、空と遠浅の海も全部きれいで、生き生きした力強さ、美しさを感じました。日本での日常から遠く離れてみていかに自分がいろいろなモノに負われていたか、それなのに1人では何もできないのか、本当に幸せであるとはどういうことか・・などなど多くのことを考えられました。何より、一緒に行けたツアーのメンバーたちと夜集まって、進路やこkでの生活、日本での生活についていろいろ語れて、良い仲間だと感じられたのはうれしい経験でした。島で会えた人々全てにお礼を言いたいです。ありがとうございました。
東京医科歯科大
小さな島で1週間生活するということで途中であきてしまわないか、また不便な暮らしでやっていけるのか心配でしたが、そんな心配は吹き飛んでしまうくらい楽しい1週間でした。まず、プログラムがしっかりしているので、あきることはありませんし、小さな島といえど驚きや発見はたくさんありました。そして何より不便さはすぐに慣れ、むしろ利便性や効率のよさを追い求め、あくせく生活していた日本での毎日よりもゆったりと過ごすことができ、その上、心にゆとりもできて周りの自然に対しても感受性が豊かになり、風の気持ちよさや夜の星のきれいさ、波の音の心地よさなどを感じることができました。このような機会を作ってくださり本当にありがとうございます。そしてぜひ他の人にもカオハガン島を訪れてほしいです。Salamat!!
1日1日が充実していて、すごく楽しかった。ただ楽しいだけでなく、水の大切さや、人々の温かみなど日本ではあまり感じることのない、多くのことを学んだ一週間だった。1人参加だから、不安も多いけれど、それを理由に行かないのはもったいない。他の参加者も1人参加だし、一生の友達もできます。参加する価値があるツアーです 法政大学非常に刺激的で充実した1週間となりました。島に着いた当初は雨水を利用したシャワーなど不自由なことが多く戸惑うこともありましたが、何日か経つとそれが不思議と心地よいものとなっていました。青々と生い茂る草木、透明度の高い海、そして優しくて温かい島民の方々…。全てが繋がり合い共生している姿を見て、物資的なものではない本当の豊かさとは何かを感じることができました。カオハガンで得た経験・思い出を今後日本に帰ってきてからも生かしていきたいと考えています。崎山さんを始めとしたカオハガン島の皆さん、すーさん、彰さん、19人のツアーメイトたち、そして全ての出会いに感謝。Salamat!是非また行きたいです。
予想以上にサバイバルな生活でしたが、キレイな海に囲まれた小さな島で、あるモノを知恵を使って有効活用しながら生活している島民はとても幸せそうでした。日本のように何でもある環境とはかけ離れていましたが、日本にはないモノもたくさんありました。誰にでも笑顔であいさつする島民、木の枝でおもちゃを作る子ども、海で獲れたばかりの魚介を食べるなど、ゆったりした時間の中に小さな幸せがたくさんありました。カオハガンの島民、参加メンバー、ツアースタッフさん、たくさんの犬やニワトリ、みんな家族です。ありがとうございました。
新潟大学
大学最後の夏休み、学生のうちに思いきって新しい世界を見てみたい、肌で感じたいと思い、このスタディーツアーへの参加を決意しました。このツアーの魅力は、何と言っても内容が盛りだくさんなところです。地雷博物館や、IKTTでの生活体験、孤児院、日本語学校の訪問、そしてアンコールワットの見学…。カンボジアの一日一日は充実していて、あっという間でした。8日間カンボジアで過ごしてまず感じたのは、現地の方々の温かさです。IKTTで暮らす村の人々、日本語学校の皆さん、トゥクトゥクのおじさん…。思い返すとすぐに彼らの笑顔が浮かびます。言葉は通じなくても、伝わることがあるということを実感しました。そして、私がこの旅を終えた今、特に印象に残っているのは孤児院への訪問です。子どもたちとお話をして、すごく喜んでくれて、名前も覚えてくれて…。本当に楽しい時間だったおんですが、院長さんによると、運営は厳しく、教育する人材も不足しているとのこと。彼らの笑顔を守るために、私にできることはあるのではないかと日本に戻って改めて考えます。このツアーを通して感じたのは、自分の身を以て体験することの大切さです。異文化についての本を読むことも大事ですが、それより自分の目で学ぶこと、肌で感じることが大切だと気付かされました。そして、それによって新たに何か感じることができるのだと思います。学生生活最後の夏休み、最高の体験ができました。ツアー関係者の方々、そして一緒に旅した仲間に感謝です。オークン。
同志社大学
初めは感染症や治安についてなど、不安でいっぱいでした。でも、海外経験のある先輩からのアドバイスもあり、1歩踏み出そうと決心しました。あのとき、決心して本当によかったと思います。 スタディーツアーなので、観光だけではなく、IKTTの伝統工芸再興の活動、孤児院や日本語学校の訪問など他では味わうことができないものがありました。そこで、豊かさや効率化を追求する社会を考えるきっかけになりました。観光も、ガイドブックにのってる有名店からアンコールワットの詳しい説明までとても充実した内容でした。 また、日本全国の学生や、ガイドさんとの出会いもすばらいものでした。別れの時には、8日前に出会ったとは思えないくらいさみしい気持ちでいっぱいでした。 今回のツアーで経験して感じたことが自分の人生に大きな影響を与えたことは確かです。多くの学生がこのツアーに参加して、私が感じたことを感じてもらえたらと思います。
静岡大学
もともとボランティアや孤児院、海外での教育に興味を持っていました。ただ一人でツアーに参加することが不安で申し込むまでに至らず2年が経ってしまいました…。3年の夏休み…もう私には後がないと思い切って参加しました。申し込んだ後も1人参加に対する不安は消えずますます大きくなっていくばかりでした。バンコクで、成田・関空からの参加者に後から合流…みんな温かく受け入れて下さり、最初から楽しいツアーになりました。チェンマイでは毎日が濃くて充実していて、それでも毎日ゆったりと過ごすことができました。ゆったりとした時間の中で新しいこと、新しい出会いを経験し、自分のこともじっくり考えることができました。時間に追われる日本ではなかなかできないことです。子どもたちにしても一緒に行った仲間にしてもずっと大切にしていきたいものにたくさん出会えました。感謝感謝です。
大分大学
まったく知らない人たちと初めての海外旅行ということもあって、最初はドキドキでしたが、ボランティアなどをしているうちに、だんだんうちとけてきて最終日には別れるのが寂しいほどに一緒に行った人たちのことが好きになりました。またこのツアーに参加した人の中には、同じような動機を持っている人たちもいて、とてもよい刺激になりました。マザーテレサの施設でのボランティアは正直きつかったですが、他の国からきた人と英語で会話をしたり、まったく言葉が通じない老人に手を握って感謝されたり、心があたたまる様な体験をたくさんできました。他にも、一般家庭を訪問したときに現地の料理でもてなしてくれたり、サリーを着せてもらったり、大学生との交流では文化を紹介し合ったり、互いの国の「教育」についてディスカッションをしたりと日本にいてはできないような、すごく充実した体験をできました。水道水が飲めなかったり、トイレの使い方にとまどったりと発展途上国ならではの不便さ、物乞いや通りで寝そべっている人などの貧困問題に直面しての精神的ショックなど、マイナスなこともたくさんありましたが、それ以上に多くの人たちとの交流、観光などを通して、インドでの出来事、全てが私の中でプラスになって、とても充実した11日間でした。インドを出るときには、インドというくにに大して、尊敬や感謝でいっぱいになるほど、行ってよかったと思いました。
福島大学
11日間、毎日が非常に濃く刺激的だった。マザーテレサ施設でのボランティア活動、早朝ミサ、寝台列車での移動、現地大学生との交流、ガンジス河での日の出鑑賞、織物工場見学、プージャ見学、タージマハル観光、バザール、NGO訪問、市内観光…。ザッと振り返ってもこれだけある。インドでは日本で生きてきた私の常識が通用しなくて、その違いが楽しかった。商品の服が破れていても、「NO PROBLEM」,エスカレーターは動いていない。買い物の細かいお釣りはアメで代用、車道を牛、ヤギ、犬など動物が闊歩している、などなど挙げたらキリがない。飛行機で8時間ほど行ったところに、こんな世界があって自分がいかに狭い世界で生きていたのかを知った。目の前の今生きている世界が全てではない。インドで現地大学生と交流をしたことが印象に残っている。彼らは日本語学科の学生で日本語を習って1,2年だというのにごく普通に会話ができた。「日本に行ってSUSHIが食べたい」「のびたくんって呼んでくれ」など彼らとの会話の中で、日本が好きだという強い思いが伝わってきた。Facebookの彼らのグループの記事を見てみると、「8月15日今日は独立記念日です。おめでとうございます。」「(桜の写真と共に)zuttokokonisumitaidesu…」など日本人として嬉しくなるようなものが沢山あった。誇りに思うと同時に日本のことをもっと知らなくてはいけないと感じた。ニューデリーで道案内をしてくれた男性がいた。「このバザールの商品は質が良くないから、こっちの方がいい」「カメラはリュックにしまっておいた方がいい」など親切にアドバイスもしてくれた。帰国して新聞にニューデリーで起きた女性暴行事件の判決の記事が載っていた。記事を読んだ人は、インドは危険だと思ってしまうだろう。それも事実かもしれないが、一面にすぎない。新聞に載っていることが全てではない。道案内してくれた彼と出会ったのもまたニューデリーである。こうした意味で出回ったインドの情報と違った一面を見ることができた今回の旅は有意義であった。